山行の安全性を高めるためには、パーティの足並みをそろえることが大切です。一般的には、いちばん力の弱い人に合わせるといわれていますが、参加者の力量に差があり過ぎると、安全確保はもちろんですが、楽しさも半減してしまいます。そのために、会山行のレベルを4段階に、会員のレベルを3段階に分けるグレード制を採用しています。


山行コースと会員の所属グレード
会山行のグレードは、登山道の難易度によって、グレード1からグレード4のレベル設定がなされます。このときのグレード1は最高難度、以下グレード2、グレード3というように難度が下がります。また、会員はグレード3からグレード1までの3段階のいずれかに所属します。そして、自分の所属するグレードと同等か、それ以下のレベルの山行に参加することができます。

 

所属グレードの変更
会員の所属グレードは、入会時に提出された山行経験や年齢などによって決められますが、
上級難度の山に行きたいということで、所属グレードの変更希望が出ることがあります。
この場合は、あらかじめ決められた条件をクリアすれば、所属グレードを変更することが
できます。詳しくは入会後に配布される「グレード規約」をお読みください。

雪山ランク制度
雪山については、特に安全性を高める意味からグレード制とは別に雪山ランク制度を設けます。雪山の難易度により、雪山ランクCが最高難度、以下ランクB、ランクAというように難度が下がります。グレード制と同じく、自分の所属するランクと同等か、それ以下の雪山に参加することができます。詳しくは入会後に配布される「雪山山行規約」をお読みください。