シンガポール出身のLさんは、7ヶ月ほどハワイのオアフ島に住んでいました。その時に奥様と二人で島内をあちこちハイキングした中から、特に気に入ったトレイルをレポートしてもらいました。


【 クラウチング・ライオン(プウ・マナマナ山の中腹にある自然の彫刻) 】

オアフ島東海岸の街カアアワにトレイルヘッドのあるクラウチング・ライオン・ミニハイクを歩きました。知る人ぞ知る、冒険度が高く絶景が望めるトレイルです。

あまり整備されていない、ちょっとわかりにくいトレイルを歩いていきます。

急なのぼり坂を上ったご褒美に、カハナ湾の美しい海を見渡すことができます。

カハナ湾に造られた養魚池アフプアア・オ・カハナ(Ahupua’a o Kahana)は史跡になっています。

上り道をひたすら50分ほど歩き、高台に着きました。岩の自然の彫刻、クラウチング・ライオン(かがんだライオン)と、その向こうに広がる美しい海。絶景です。

ズームインすると、ライオンの横顔がはっきり見えます。

1年365日雨が降るといわれるコオラウ山脈の山頂付近は、雲に覆われて煙っているように見えます。

クラウチング・ライオンのある高台からの風景。手前に見えている木は、オクトパス・ツリー。伸びた枝と赤い花がタコの足のように見えることからついた名前だそうです。

クラウチング・ライオンのすぐ横は、切り立った崖になっています。下にはカアアワの街並みが見えます。

左手に写っているのはクラウチング・ライオンの向かい側、上の写真の右側に見える崖です。海の青と配色の良い黄色い可憐な花は、partridge pea、学名はchamaecrista mictitansです。日本語では何というのでしょう。

別のアングルから撮ったカアアワの海岸線です。

【 クリオウオウ尾根(オアフ島東海岸沿いに伸びるコオラウ山脈の一部)】

クリオウオウ尾根トレイルは、ワイキキからトレイルヘッドまで車で15分前後とアクセスがよいこともあり、年中ハイカーで賑わっているトレイルです

赤土のクリオウオウ尾根道(頂上まで約3.5キロ)を15分ほど登って出発点を振り返ると、遠くに海が臨めます。

標高592メートルの頂上まであと30分というところに、小休憩用にベンチが一台置いてあります。ここからは、コオラウ山脈のアコーディオンひだがくっきり見えます。

最後の難関と言われる長い急な階段を登りきって頂上に着きました。ここからの眺めは海の青さに心を奪われます。右端に見えているのはコオラウ山脈の南東部の先端で、その奥に小さくうっすらと見えるのはラビット島。目の前に広がるのは、マカプウとワイマナロの街並みです。

頂上からカメラを北東方向に向けてズームイン撮影したのは白砂の美しさで知られるワイマナロ・ビーチ。左のほうに見える2つの島は双子のモクルア島です。

下山途中、左手にココヘッドが見えました。ジグザグの道を何度も折り返して下りていきます。往復3時間ほどの気持ちよいハイキングでした。

プウ・マエリエリ・トレイル】

オアフ島東海岸の街カネオヘにトレイルヘッドがあります。頂上からの眺めが素晴らしいと聞いて、歩いてみました。

頂上まで緩やかな上り坂が続きます。

トレイル脇に咲いていたきれいな野花、bamboo orchid(ナリヤラン)です。

頂上からの眺めはうわさ通りの素晴らしさ!上ってきた甲斐がありました。

下りもまた楽し。コオラウ山脈を眺めながらゆっくり下山します。往復1時間半ほどの短いハイキングでしたが、満喫できました。

山と海と、オアフ島の自然はいかがでしたか?