■佐渡・金北山(G2)
日 程:2023年4月30日(日)~5月1日(月)
天 気:両日とも晴れのち曇り
コース:
4/30・新潟 (バス)-新潟港-両津港(タクシー)-アオネバ登山口…アオネバ十字路…どんでん山荘 (泊)
5/1 ・どんでん山荘…アオネバ十字路…マトネ…イモリ平…あやめ池…金北山…白雲台(タクシー)-両津港
感 想:30日:アオネバ登山口には綺麗なバイオトイレがあり、身支度を整えていよいよスタートです。登山道は良く整備されていますが昨夜来の雨の影響で渡渉箇所の水量が多く、勢いも強いので「足元注意」の声を掛け合いながらゆっくりと登ります。しかし、その声よりも大きく、静かな森に響き渡ったのが私たちのあげる歓声とシャッター音です。足元から目の届く限りの斜面を埋め尽くして早春の花々が咲き誇っているからです。次第に雲が多くなりアオネバ十字路では風も強くガスって来ました。1日は早朝から快晴、微風。発雷確率が高いことが気がかりですが絶好の登山日和になりました。ドンデン山荘からアオネバ十字路に下り、汗だくでマトネに登り返します。ここまでも登山道の両脇、目の届く限りの斜面が花々で埋め尽くされてます。そして、ここからは金北山に向かって「天空の花の散歩道」です。足元に咲く花の種類と量が一段と多くなります。またも、静かな佐渡の山々に私たちのあげる歓声とシャッター音が響きます。金北山に近づくにつれ山頂直下の雪の壁の全容がはっきりとしてきます。天狗の休場を下りきると足元の残雪の量も多くなります。残雪期ルートを歩き、あやめ池付近でエネルギーチャージして軽アイゼンを付けます。雪の壁には佐渡トレッキング協議会ほかの方々が付けてくれたロープとステップが切ってあります。15m位はありそうな垂直(と感じる)壁を登りました。そのあとも山頂まで残雪が続きます。山頂でゆっくり休憩をとった後は雪の残る自衛隊管理道路を通って下山しました。急に風が強くなり白雲台交流センターに着いた頃には山頂はすっかり黒雲に覆われてしましました。(TJ) 写真:左/金北山を背に。右/頂上直下の雪渓を進む。
■上州・鳴神山(G3)
日 程:2023年4月29日(土)
天 気:晴れ
コース:桐生駅(タクシー)-駒形登山口…肩の広場…鳴神山…椚田峠…駒形登山口
感 想:青空の下、3台のタクシーに分乗して10人で桐生駅を出発。登山口周辺にはかなりの数の車が停まっていたものの、行き交う人は多くなく、のんびりゆったり私たちのペースでウォーキング。道すがら咲いている草花の名前や特徴をリーダーのOさんが丁寧に教えてくださる。「これはニリンソウ、1本の茎から花が2つ咲くからニリンソウ。イチリンソウという花もあって、そっちは花が1つ。でもニリンソウでも花が1つで、イチリンソウでも花が2つのこともある…」これを伺った瞬間、あ、もう私には区別がつかないと思ってしまったことは内緒(笑)。「葉っぱの裏が紫色だから紫背スミレ」(私の心の声は、うん、うん、わかりやすい名前)。視線の先には、ツツジとフジが赤と紫のコラボ、あたりは眼に優しい新緑の葉、そんな気持ちのいい道を1時間強歩いたところで標高980m、鳴神山山頂に到着。コンパクトな山頂で早めのランチを手早く済ませて、ここにしかない花、カッコソウに会うために出発。途中、ヒメイワカガミを見て、椚田峠を3分ほど下って、ボランティアの方に守られているカッコソウのもとへ。ピンク色の姫が可愛らしく咲いていました。すっかり数が減ってしまっているので群生地というイメージではないですが、開花のタイミングはバッチリ♪ カッコソウを見た後は、第二の目的地、春の床紅葉が見られる宝徳寺へ。床紅葉、牡丹の花、色鮮やかな風車の小道、鯉のぼり、帽子をかぶったお地蔵さんと映えスポット満載。このお寺、ぜったいに営業コンサルつけてるでしょうと思うくらい、見事にSNSアップを意識した構成でした。素直な私は、お寺の思惑通りアップしておきました(笑) 。今回、私はお試し以来の2回目の参加、それも前回から半年以上空き、その間ずっと在宅引きこもり勤務、山歩き0で不安要素しかない中での復帰戦でしたが、皆さまにあたたかく迎えていただき、楽しく気持ちの良い時間を過ごせました。(FM) 写真:左/鳴神山山頂にて。右/カッコソウです。
■鹿沼・石裂山(G3)
日 程:2023年4月23日(日)
天 気:晴れ
コース:東武新鹿沼駅(バス)-石裂山登山口…東剣ノ峰…石裂山…月山…石裂山BS(バス)-新鹿沼駅
感 想:某ツアー会社が槍ヶ岳登山の梯子の練習に使うという噂の石裂山に登って来ました。前々日までは半そでで平気なほどの陽気でしたが、土曜日から気温が下がり青空のもと山歩きに快適な気温となりました。今年は暖かくなるのが早く期待していたアカヤシオの花は終わっていましたが、ミツバツツジやシロヤシオが綺麗に咲いていました。バス停から加蘇山神社の横を抜け石裂山を目指します。周回コースの分岐を過ぎると巨大な千本桂が見えてきます。そこを過ぎると鎖場が現れました。石裂山はハシゴばかりではなく鎖場もあるのですね。太い鎖をつかんでよじ登るといよいよハシゴが登場し、さらに登ったところが奥の宮です。メンバーが怪我無く下山できるようお祈りして先を進みます。この先は石裂山までハシゴを登っては降り登っては降りの繰り返し。こんな立派なハシゴを山の中に設置するのは大変だっただろうな、と思うほどの頑丈なものがほとんどなのでそれほど怖くはないのですが、さすがにこう何度もハシゴばかり登り降りしていては少々飽きてくるというもの。ふーふー言いながら登り降りしている間に頂上に到着しました。日光の山々がよく見えます。男体山には全く雪は見えませんでしたが、白根山はまだまだ白くなっていました。おなかも空いてきたので昼食にします。腹ごしらえが終わるとあとは下山するのみです。頂上を越えるとハシゴの数h減りましたが、油断しないで慎重に下ります。そうこうしいる間に周回コースも終わりを迎え、メンバーのお尻をたっぷり眺めたハシゴ三昧の一日を無事終了することができました。(KN)
■奥高尾・陣馬山~景信山(G3)
日 程:2023年4月22日(土)
天 気:曇りのち晴れ
コース:藤野駅(バス)-和田BS…陣馬山頂…明王峠…景信山…小仏BS
感 想:電車を降りて駅を出てバス停に並んでいる人の列にびっくり。今まで藤野駅のバス停では見たこともないほどの大行列でした。当然ながら増発便も出て、さらに和田とのピストン便も出て、延べ4台のバスで登山者を運ぶ次第となりました。この計画を立てた頃は満開の山桜を期待したのですが、今年の温暖化の影響はすさまじく、わずかに登山道に花びらがちらほら散見される程度で全くお目にかかれず。その分、麓近くでは見事に咲いた藤の花やヤマブキが心を癒してくれました。また途中の新緑も美しく、いずれも季節を1ケ月は前倒しした感じでした。それにしても行く先々で登山者の多さには驚かされるばかりです。奥高尾でこの調子ですから、高尾山頂やケーブルカーの混雑は相当なものだったに違いありません。曇り空だったので周りの景色を堪能するというわけにはいきませんでしたが、近くは生藤山、少し離れた雲取山など、奥多摩の山々を眺めながらの昼食タイムはハイカーならではの至福のひと時で、人の多さや曇り空もなんのその、次はどこへ行こうか…とさっそく思いを馳せて帰路につきました。(HT)
■三浦半島・三浦岩礁の道 (G4)
日 程 : 2023年4月16日 (日)
天 気 : 晴れ
コース : 松輪BS…間口漁港…剱崎…江奈漁港…白浜毘沙門天…毘沙門洞窟…盗人狩…宮川町BS
感 想:三浦海岸駅集合。せっかくなので夏には賑わう三浦海岸の浜辺を歩きバス停数駅先からバスに乗車して松輪BSへ向かいます。バスを降りると一面のキャベツ畑。朝どりのキャベツを荷台いっぱいに積んだ軽トラが行き交います。畑の中の一本道を海に向かって進むと間口漁港です。潮風と潮の匂いを感じながら岩礁道を進むと波や風で侵食された岩礁地帯が現れます。波の音のBGMを聴きながら進むと青空に映える真っ白な剱崎灯台が見えてきました。灯台の下を回り込みながら進むと海にかかる橋です。波が引いた時を見はからい橋を渡り、入江に作られた細い岩礁道を波に気をつけながら先へ。海岸から離れ広大な畑の中を進み白浜毘沙門天で昼食。海岸から取ってきたワカメをカップ麺に入れ食べるSさん。円柱で作られた飛び石橋を渡ると弥生時代の人が暮らした毘沙門洞窟が断崖に大きな口を開けてます。飽きる事もない岩礁帯を進み断崖絶壁の崖下を通り狭い入江の道を進むと宮川港が見えてきます。坂道を登るとゴールのバス停に到着です。山ハイクとは違う海沿いならではの魅力を味わうことができた1日でした。(IM)
■中央沿線・笹子雁ヶ腹摺山 (G2・体験コース)
日 程:2023年4月16日(日)
天 気:晴れ
コース:笹子駅…新中橋…笹子雁ヶ腹摺山…米沢山…お坊山…大鹿峠…景徳院入口
感 想:雨天順延となり、この日の山行は半数の参加者でスタートしました。笹子駅からのバス利用も可能ですが、ウオーミングアップを兼ねて約3km歩き登山道に入ります。この先は樹林帯の尾根道をひたすら登り、満開のミツバツツジを楽しみながら、最初のピーク雁ヶ腹摺山の山頂に到着です。青空の中の富士山や雪が残る南アルプスを堪能した後、30分ほど先の展望ポイントまで進み、富士山を見ながらポカポカ陽気の中での昼食にしました。昼食後の稜線歩きは急登のアップダウンの繰り返しです。名前のある山は米沢山とお坊山ですが途中にもピークは複数あり、なかなか気を抜けません。逆コースから来られたこの日唯一のすれ違いの方から、大鹿峠からお坊山までの道が分かりにくく何度も道を外したとのアドバイスをもらい、我々も注意して進みました。しかし、広い樹林帯の下り坂は落ち葉に覆われていることもあり、道は分かりにくく、GPSの助けを借りて登山道に戻ります。大きく道を外すことはありませんでしたが、距離にして200m程度、久しぶりに踏み跡やピンクテープが全くない区間を経験しました。下山ポイントの大鹿峠では最後に50mほどの登りが待ち受けていました。その後は1時間ほど下ると景徳院に着き、少し先のバス停で解散しました。今回はなかなか手ごわいG2体験コースでしたが、G2体験のMさんは終始ゆとりの表情で山行を楽しんでいました。(TM)
■富士周辺・三ツ峠山(G2)
日 程:2023年4月9日(日)
天 気:晴れ
コース:下吉田駅…富士浅間神社…新倉山…霜山…送電鉄塔…木無山…三ツ峠山荘…開運山…達磨石…三ツ峠グリーンセンター
感 想:快晴の中、下吉田駅からFさんが先頭で歩き出す。まずは富士浅間神社へ。駅から外国人観光客が多かったが、公園は桜目当ての人たちでごった返している。五重塔と桜、富士山が一度に望める撮影スポットは2時間以上並ぶらしく、さすがにそれはパスする。それでも桜と富士山が綺麗に見える箇所はいくつもあり写真を撮って先に進む。私は三ツ峠には20年ほど前に2回来ているが、このルートは初めてで新鮮。しばらくなだらかな山道を歩き少し急登を登って新倉山に到着。ここは展望なし。さらに進み少しルートから西に逸れると寂しい小さな標識だけの霜山に到着する。登山道は結構多くの人たちが歩いていて、中には地元の人が毎日の散歩コースとしても歩いているようで登山者に話しかけてガイドをしている。少し登ると送電鉄塔がある開けた場所に出て富士山がまた綺麗に見え、南アルプスもくっきり。しばらく緩やかな道を歩いて目立たない木無山に到着。少し先の鞍部のベンチでランチにする。風は冷たいけれど日差しがあり寒すぎるほどではない。すぐそばの展望スポットに寄るが狭い場所で私は怖くて先端まで行けない。Sさん、Tさんは全く平気のようだ。開運山に登るとさらに展望は良く大勢の人たちで賑わっている。銘々写真を撮り、集合写真を近くの人に撮ってもらい下山することに。下りはSさんが先頭で歩き始める。さくさくと元気よく下っていく。すぐにあるゲレンデでは多くのクライマーが登っていた。陽が当たる垂直の壁面にはまだ氷柱が残っていたのにはびっくり。ここから達磨石までの下りがとにかく長く飽きてしまう。林道に出て少し下ると桜が綺麗に咲いている場所があり、今日は登り・下りとも綺麗な桜が見られ、富士山、南アルプスの展望にも恵まれ素晴らしい山行となった(KT)
■奥秩父・蕨山(G3)
日 程:2023年4月8日(土)
天 気:晴れ
コース:飯能駅(バス)-名郷…蕨山…藤棚山…大ヨケノ頭…金比羅神社奥ノ院…鳥居観音…鳥居観音入口
感 想:天気サイトにより雨マークがある中、日曜日への順延では参加ができない方が出てくるということもあり、予定通り催行されました。今回はお試し参加の方3名含めて12名、飯能駅バス停に順次並んで集合です。1時間弱バスに揺られ、登山口バス停の名郷に到着。舗装路を20分ぐらい歩くと、いよいよ山道です。樹林帯をひたすら登っているのだが涼しく寒いくらいでした。途中の小さな沢の渡渉ではハナネコノメがひっそり咲いています。なかなかの急勾配を登り、ようやく尾根に出ると視界も開けて良い気持ちです。ここから再度急な登りの連続ですが、程なくするとアカヤシオやミツバツツジのお出迎え。前日の強風により地面には無数の花が落ちているものの、それも花絨毯のようできれいです。花を見つけてはパチリと写真撮影するため、なかなか前に進みません。途中の岩場ではイワウチワも咲いていて、可憐な花たちを満喫しながらのんびり登りました。蕨山には先着数名。『展望台』という名の割には乏しい展望ですが、場所を見つけてそれぞれ昼食タイム。下りもアカヤシオやミツバツツジが咲いているものの、登りで十分堪能したためか反応は薄く、登りのときの様な歓声は上がりませんでした。奥ノ院からは鳥居観音経由で下山。急な斜面は落葉が湿っていたので転ばぬよう慎重に歩きました。広大な敷地にある鳥居観音の不思議な景色を眺めながら暫し休憩。春もいいが秋のもみじも多分奇麗でしょうと思えるほど木々がたくさんありました。可憐なアカヤシオ、赤く小さなミツバツツジ、ひっそりと咲くイワウチワ、山々の間に咲く山桜など春を感じながら、ゆったりと登ることができました。(YF) 写真:左/ミツバツツジとアカヤシオ。右/蕨山山頂にて
■奥武蔵・堂平山~丸山(G3)
日 程:2023年4月4日(火)
天 気:晴れ
コース:小川町駅(バス)-白石車庫BS…笠山…笠山峠…堂平山…剣ケ峰…白石峠…高篠峠…丸山…森林学習展示館…山の花道横瀬町駐車場…道の駅あしがくぼ
感 想:東武小川町駅から白石車庫まではバスの車窓からのお花見です。満開の桜、枝垂桜、花桃、レンギョウ、ミツバツツジそして若葉が和紙の里と里山を彩ります。笠山への道は民家の脇から始まります。足元のニリンソウに見送られて杉林の中の急登を1時間ほど登り笠山峠で一息入れます。5分程歩くと笠山西峰の斜面一面を覆いつくすようにイワウチワが咲いています。乳白色に薄紅の縁取りの花のおかげか薄暗いはずの森の中が明るく見えます。イワウチワに別れを告げて堂平山に向けては明るい尾根道を軽快に進みます。堂平山から丸山までは小さなアップダウンを繰り返しますが、出会う人も無く、静かな春山を独占して平日登山の醍醐味を満喫です。山の花道と周辺の山々も満開の桜と枝垂桜に彩られ、空気まで薄紅色の様です。そよ風が起こす花吹雪の中を芦が久保駅までのんびり下りました。最後の最後まで春の花と一緒に歩いくことが出来て、お花でお腹いっぱいな気分になった一日でした。(TJ)
■奥秩父・茅ヶ岳(G3)
日 程:2023年4月2日(日)
天 気:曇り時々晴れ
コース:韮崎駅(タクシー)-深田公園入口…女岩…茅ヶ岳…金ヶ岳…ふれあいの里入口…茅ヶ岳・金ヶ岳登山道入口
感 想:ずっと気になっていた「日本百名山」著者の深田久弥氏の終焉の地としてお馴染みの茅ヶ岳・金ヶ岳山行。電車の中より所々に見える満開の桜や桃の花は綺麗で、お花見日和です。韮崎駅からは、バスからジャンボタクシーに変更して深田公園入口へ行きました。バスより少し早く登山口へ到着し、割と綺麗なトイレを使い準備をしました。道幅の広い歩きやすい登山道を、最初はなだらかで気持ち良く歩き始めましたが、途中から急登が続き、岩場もあり登りがいがありました。深田久弥の終焉の碑を過ぎると間もなく山頂です。茅ヶ岳の頂上からは、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父などの絶景を見渡すことができるはずでしたが、霞んでいて何も見えませんでしたが、絶景であろう景色を想像しました。あまり広くない、頂上でお昼を済ませ、金ケ岳へ向かいました。金ケ岳頂上へはアップダウンやヤセ尾根がありましたが、1時間程で到着。金ケ岳頂上も開けた場所で、晴れていれば絶景の景色であっただろうと思います。山頂直下は歩きにくい急斜面の下りで、その後も枯れ葉が積もっていて滑りやすい道が続きましたが、途中からは道幅も広くなり歩きやすくなりました。金ケ岳登山口に近づくに連れて、山桜や水仙など沢山のお花が咲いていて、歩道には山菜もあり、絶景の景色には出会えませんでしたが、楽しい山行となりました(ST)
■八丈島・八丈富士(G4)
日 程:2023年3月25日(土)~27日(月)
天 気:3/25・小雨 3/26・曇りのち雨 3/27・曇り
コース:
3/25・竹芝桟橋(東海汽船フェリー)
3/26・八丈島八重根港-宿-唐滝・硫黄沼駐車場…硫黄沼…唐滝…駐車場 島内観光(八丈植物園、ビジターセンター)
3/27・八丈富士登山口…八丈富士お鉢分岐…山頂(お鉢巡り)…分岐…浅間神社…分岐…登山口
島内観光(ふれあい牧場、服部屋敷跡、裏見ヶ滝、みはらしの湯、フリージア祭り)、八丈島空港-羽田空港
感 想:悪天候の為「着岸できない場合は引き返す」条件付きで出航し、予定の底土港ではなく島の反対側の八重根港に約30分遅れで入港しました。荷物を宿に置き、唐滝へ向かいます。八丈一周道路からの入り口の案内板が小さくて見逃しウロウロしてしまいました。簡易トイレのある駐車スペース(4台分くらい)から登山スタートです。一本道の狭い悪路を進み、硫黄沼に寄りますが小雨だからか濁っています。渡渉を繰り返した道の突き当りに唐滝があります。滝は霧と一体化していてもその大きさと水量の多さを体感出来ました。私たちの下山を待っていたかのように午後は強い雨風となりました。2日目は曇りながらも八丈富士、三原山の全景が見えます。鉢巻道路の駐車スペース(10台分くらい)から登山開始です。お鉢までは石の階段(約1,200段)が続きますが土が流れ出ていてほぼ壊れています。階段の脇に巾50㎝くらいのコンクリートのスロープがあるのでここを歩きます。お鉢に出ると強い風が吹いています。お鉢巡りの道はハチジョウイヌツゲが生い茂る所では足元が見えず、ぬかるみも多く、ガレ場も滑りやすく緊張を強いられます。火口の絶壁や底に広がる樹林、八丈小島を立ち止まって眺めながら分岐まで戻り火口の底にある浅間神社に向かいます。お鉢の中はシダやコケが密生していて、まるで熱帯の森の様です。午後は裏見ヶ滝で為朝神社に詣で、みはらしの湯の露天風呂からクジラ(芥子粒くらい)を眺め、フリージア祭り会場でフリージア(球根付き)の刈り取りをしました。天候が悪く計画の入れ替え、三原山山行の中止と予定通りにはいきませんでしたが島と島グルメを満喫し、お土産を抱えて帰路につきました。(TJ)
■栃木・三毳山(G4)
日 程:2023年3月21日(火・祝)
天 気:晴れのち曇り
コース:岩舟駅…三毳山公園東口…三毳山山頂…万葉自然公園…三毳山山頂…山頂広場…中岳…カタクリの園…三毳山公園東口
感 想:朝の長い電車の移動もワールドベースボールクラシックの経過をスマホで見ながら、また、久しぶりの山行参加のNさんとの会話も弾み時間を持て余すこともなく岩舟駅に到着。眼前に鋭い岩峰の岩舟山が迫ります。その反対側に意外に近く三毳山がそびえていましたので、バスを待つまでもなく登山口まで歩くことにしました。登山口の三毳山公園東口の広い駐車場はほぼ満杯で、カタクリの満開を予感しました。ここから山頂まで高度差100mほどではありますが階段の多い登りとなります、息を切らせて登り切り眼下に広がる景色を楽しみながら昼食をとりました。ここから栃木市から佐野市へ市境を越え、カタクリで有名な「万葉自然公園」へ下ります。この公園には4つほど入口ゲートがあり一番下のゲート以外は施錠していると注意書きがあったのですが一番上のゲートも施錠されていなくて、人々が出入りしているのでここから入りました。途端にカタクリの大群落に遭遇し興奮気味に写真を撮りまくりました。すっかり堪能し下のゲートから出て、再び三毳山山頂まで登り返します。中岳からもう一つの「カタクリの園」で再びカタクリを堪能し下山しました。
■丹沢・大山(G3)
日 程:2023年3月19日(日)
天 気: 晴れ
コース:秦野駅(バス)-蓑毛BS…ヤビツ峠…大山…不動尻…広沢寺温泉
感 想:去年3月21日の大山のミツマタの感動をもう一度味わいたいと今年も山行に参加。天気に恵まれ、気温も若干寒いくらいで山歩きにはちょうど良い。登山客は多く、秦野のバス停ではヤビツ峠行ほどではないものの蓑毛行きもそこそこ長い行列ができた。蓑毛では、薄墨桜の開花がまだなのでそのままヤビツ峠に向かう。ミツマタ群生地が、不動尻にある神奈川一のミツマタ群生地の前座のように登場。春嶽湧水で水を補給しながら、ヤビツ峠に到着。おしゃれなCAFÉを横目に見て大山に向かう。昨年の山行ではさほどきついと思わなかったが、今回は久々の登山に加え家族旅行や帰省での飽食による体重増加で思いのほかきつい。大山名物の階段をこなしながら鳥居をくぐりようやく山頂に着く。山頂では多数の登山客で賑わっていた。集合写真を終えると、一同神社参拝には目もくれず、すぐさま食事場所確保へ山頂より少し下ったところに移動。確保した食事スペースは東京方面の眺望が素晴らしく食事にはピッタリの場所だった。下山は懸念したぬかるみもさほどなく快適に進む。昨年よりさらに不動尻のミツマタを楽しめるコースを行くということで期待が膨らむ。いよいよミツマタ群生地が見えてきた。今回は群生地のどまん中を下っていく。前後左右を花に囲まれてミツマタと一体になったような気分になる。雲もなくなった青い空と黄色いかわいい花とのコントラストが素晴らしい。写真撮影会を終え、舗装路をてくてく歩き、真っ暗のトンネルを経て広沢寺温泉に到着。入浴後は本厚木へ移動。山・花・温泉・お酒の最高の組み合わせを味わえた1日だった。(SK)
■筑波山(G3)
日 程:2023年3月12日(日)
天 気:晴れ
コース:つくば駅(バス)-神社入口…宮脇…御幸ヶ原…男体山…御幸ヶ原…女体山…弁慶茶屋跡…つつじヶ丘駅…門前…神社入口
感 想:つくば駅からバスで筑波山に向かいます。つくば神社入り口で下車し、登山の前に筑波山梅林に寄りました。最盛期は過ぎていましたがまだ満開の木もたくさんあり、梅の香りが漂っていました。梅林を満喫した後、筑波山神社にお参りしいよいよ登山開始です。御幸ヶ原コースを選択し、木立の中を緩やかに登っていきます。途中赤くてかわいいケーブルカーに出会いました。岩場もありつつ長い階段をやっと登り切ったら御幸ヶ原でした。ここにはケーブルカーやロープウェイで登ってきたであろう方々も大勢集まっていました。我々は休む間もなく男体山頂上に向けて出発です。15分ほどですが狭い岩場があり、すれ違いのため思うように進めません。やっと頂上に着くと感激です。眼下に関東平野が広がっていました。遠くには霞ケ浦も見えました。男体山からの下りは自然研究路を通り、途中親鸞聖人や間宮林蔵にゆかりのある立身石でパワーをもらい、御幸ヶ原に下りてから昼食にしました。次は女体山の百名山記念碑の前で記念撮影です。たくさんの人が写真を撮るために行列していましたが、めげずに並びました。ここから下山開始です。下りは岩場の連続でしたが、コースには大仏岩、出船入船、母の胎内くぐり、弁慶七戻りなど巨岩、奇岩が多く、楽しく見学しながら通過出来ました。つつじヶ丘まで下った後は、勾配の緩い迎場コースを経て筑波山神社に戻りました。境内でガマの油の口上を聞いた後、神社を後にしました。(KY)
■南アルプス・甲斐駒ヶ岳(G1)
日 程:2023年 3 月10 日(金)~11 日(土)
天 気:3/10・雨のち晴れ、3/11・晴れ
コース:
3/10・東京駅(車)-尾白川渓谷駐車場…笹ノ平分岐…刀利天狗…五合目小屋跡…七丈小屋(泊)
3/11・七丈小屋…八合目…甲斐駒ヶ岳…七丈小屋…五合目小屋跡…刀利天狗…笹ノ平分岐…尾白川渓谷駐車場
感 想:いつかはと思っていた積雪期の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根にいよいよ挑戦。出発前日夜から朝にかけて前線が通過する天気予報通り、スタートから1時間ほどは雨の中、しかも登山道に雪が全くありません。雪山登山なのにと心配するも、五合目近くまで登ると完全に雪道となりました。途中では大荷物を背負った小屋番のおねえさんにたちまち追い抜かれる一方、我々パーティーはハシゴ・クサリの連続をアイゼンで登りすっかりバテバテです。平日のためかすれ違った下山者は男性2人の1組のみ、「どうでしたか?」と聞くと、小屋より上は新雪が30-40cm積りラッセル必要で途中撤退してきたとのこと。明日はその続きを誰か先に進んでもらおうと心に誓う。今日の小屋泊は我々の他に経験豊富そうな3人パーティー1組のみ。5時出発との会話を聞いていたので我々は約1時間後の夜明けと共に出発します。1時間ほど登るといつしか先行した3人パーティーのトレースだけとなり、ラッセルに感謝しつつ、さらに急勾配を進むと、100m程先の見晴らしポイントで先行3名が休憩している姿が見える。このままでは追いついてしまうが我々の力量ではラッセル交代はとても無理、と心配したものの再出発してくれて一安心。この先は本コース核心のルンゼを含む難所が続くため、先行パーティーの様子も参考にハーネス・ザイルなどを使い、滑落事故のないよう木やクサリ支点に確保しつつ慎重に進みます。昨日の降雪により氷の上に新雪が乗る難しい状況の中、Kさんの山岳会経験スキルが遺憾なく発揮され、ついには難所を登り切り二本剣まで到達します。すると、あそこだー!甲斐駒ブルーに山頂の祠。横を向くと雄大な北岳、鳳凰三山、富士山と素晴らしい景色、さあもうひと頑張り。好天、心強いメンバー、新雪に先行パーティーと条件に恵まれ、長い黒戸尾根をついに登りきることができました。晴天微風の山頂撮影会の後は、さらに難易度の高い下りが待っています。ザイルワークに非常に時間を要してしまうものの、安全第一で下山開始。何度か出現する急勾配ポイントでは、「そこにビレイ!」「ザイル引いて!」「スリング回収!」などなど次々と指示が飛び交います。あまりの天気の良さに雪が緩みアイゼンの効きが悪くなってきていることを感じ、神経をすり減らしながらようやく七丈小屋まで戻りデポしていた荷物をパッキング。下山時間が遅れることを連絡し、まだまだ長い下山路を下りヘッデン灯けて駐車場への到着は予定時刻を4時間もオーバーしてしまいましたが、内容の濃い貴重な山行となりました。(TK)
■高尾・小仏峠~高尾山(G3)
日 程:2023年3月11日(土)
天 気:晴れ
コース:高尾駅(バス)-小仏バス停…小仏峠…城山…もみじ台…高尾山頂…琵琶滝…清滝
感 想:天気は快晴、予想最高気温は21度とあって絶好の登山日和になりました。当然のごとく高尾の駅から大混雑。小仏行のバスは増発も含めて3台が用意されました。この日は“梅まつり”ということもあって、バスの車窓からもきれいな梅の満開の様子が見られ、本格的な春の訪れに初めから気分は爆上がりです。小仏バス停で身支度を整え、試参加のお二人とも無事に合流ができ、まずは順調なスタートを切ることができました。歩き始めたこの道は、これまでに何度も足を運んだことのあるお馴染みのコースですから、皆さんと楽しく話をしているうちに小仏峠に到着。思ったより人が少なく少し拍子抜けしましたが、しばしの休憩の後、城山に向けて再出発。このあたりの道はいつもぬかるんでいるのに、雨が少なかったせいで乾いていてとても歩きやすい。ただ一丁平あたりからは驚くほど人が増えてきて、すれ違うのに一苦労しました。もみじ台で昼食を摂ったのですが、ここからは益々人が増えてきて、高尾山頂は夏の浜辺状態です。薬王院経由はさぞ混雑が凄かろうと、下山路は稲荷山コースを選択。そうするとこちらは登山道工事中で通行止めです。⒊月末までとのことなので、皆さんもご注意を。ともかく下山路も大混雑で、家族ずれ、外国人グループ、スニーカー姿の若者たちに加え、トレランの人たちまで参入してきて、とにかく人の多さにびっくりした1日となりました。(HT)
■奥武蔵・飯能アルプス(G2)
日 程:2023年3月11日(土)
天 気:晴れ
コース:吾野駅…大高山…天覚山…久須美坂…多峯主山…展望台…天覧山下…飯能駅
感 想:2019年2月に東吾野駅からの飯能アルプスを実施していましたが、今回は隣駅の吾野駅をスタート地点とし距離は4.7km長く、歩程は約2時間増で、天覚山からは同一コースです。吾野駅からは杉林の中を淡々と標高を稼ぎながら歩を進めると飯能アルプスの稜線(前坂)に出ます。ここからはアップダウンの繰り返しが始まります。大高山を過ぎてほぼ11時に天覚山に到着し、早めの昼食です。のんびりは出来ませんがおでんパーティーを楽しみました。次に多峯主山を目指しますが久須美山、永田山、大国山を越えて行きます。この稜線では一般登山者は少なく、すれ違う人の多くはトレランの方々でした。帰宅後に調べたところ飯能アルプスは「奥武蔵ロングトレイル」のコースで、我々は最初の約15kmを歩いていたため、練習する人たちとの出会いが多かったと思われます。ちなみに今年のレースは6月17~18日に行われるので、この時期に飯能の山に入山される方はご注意ください。多峯主山の直前にはトイレもあり、一休みしてから登り返します。多峯主山でコーヒータイムを取ってから、最後の天覧山に向かいます。天覧山では飯能の町が良く見えますが、中央公園では盛大なイベントが行われている様子が見えました。ちょうど我々のコースでもあることから立ち寄ってみると震災復興のイベントでした。ここからはゴールの飯能駅はあと少しです。その後は歩道を歩き無事に飯能駅に到着しましたが、累積標高差約1200m、約15kmの歩行はなかなかの達成感でした。(TM)
■高尾・北高尾山稜(G2)
日 程:2023年3月8日(水)
天 気:晴れ
コース:高尾駅…駒木野…富士見台…狐塚峠…景信山登山口…東尾根分岐…小下沢梅林… 蛇滝口…高尾駅
感 想:早春の真っ青な空のもと、春山に向けてトレーニング登山と称された山行の開始です。高尾駅からは住宅街の平坦な道、梅の郷というだけあってあちこちで梅が咲いています。まずは大きな梅の木の下でパチリ。小仏関所跡では早春の花マンサクと梅のコラボ。たっぷりお花を楽しんで気分を良くしつつ登山道に突入、いきなりの急途です。しかも登って登って登って登って‥円氏の飛んで飛んでの歌を思い出しつつひたすら登ります。小さなピークを四つほど踏んでやっと尾根道。道中唯一の展望地富士見台で雪をかぶった富士山を眺めながら小休止。お花もなく眺望もなくまさにトレーニング!? しかも見たくもない花粉の飛散状況が日の光を透かしてバッチリ見えたりして‥。行きが登って登ってなら帰りは下って下って下って‥です。リーダーの足の長さのせい?で少し早めのコースタイムで下山しました。下山後もすてきなご褒美が待っていました。駅までの道すがら紅梅、白梅、蝋梅、キクザキイチゲや福寿草も顔を見せてくれました。終わってみれば気持ちのよい山行でした。(SY)
■奥多摩・御前山(G2・体験コース)
日 程:2023年3月5日(日)
天 気:曇り時々晴れ
コース:奥多摩湖…サス沢山…惣岳山…御前山…鞘口山…大ダワ…鋸山…鎖場…奥多摩駅
感 想:臨時便がでたものの奥多摩駅発8:35のバスは比較的少なめ。東京マラソンに流れたか?ホリデー快速奥多摩号からの乗り継ぎは良い。奥多摩湖で下車、バス停手前の交番の裏手にキレイなトイレあり。身支度など済ませダム沿いを進む。記念碑や東屋がある所からスタート。すぐに急登。道幅は少し狭く、外すと右は奥多摩湖へ、左も谷へ。逆ルートは避けたいなと思う。今回のルートは全体を通してちょっと気をつけないといけない所がそこそこある。サス沢山の展望台で小休止。眼下には奥多摩、遠く大菩薩まで見える。惣岳山までは緩い登り。惣岳山にてそれぞれランチタイム。御前山手前一帯にはカタクリの保護柵、ロープが張ってある。残念ながら咲くのはもう少し先。御前山直下の急登が地味にキツく、ようやく山頂へ。東京都の立派な道標が立つ山頂には20人位の登山客がいた。山頂下にはキレイな御前山避難小屋がある。トイレもある。小屋脇には僅かだが水が流れている。更にアップダウンを繰り返し、林道へ下る(大ダワ)。ここにもトイレあり。女性には嬉しいルート。林道から登り返し、鋸山への山頂はスルー。鋸といわれるだけに階段状ハシゴなどがある岩峰が続く。途中、6~7mはあろう鎖がタラリと下がる岩場を下降、そのまま通過せずに更に鎖場を1往復の練習をする。巻道もあり鎖場は避けることもできる。どんどん標高を下げ、進むと愛宕神社がある。愛宕山の神社の奥の院か?更に進むと私的イベントである最後の2段階変化階段。凍っていたら通りたくないなと思いつつ、転がり落ちることなく全員無事、ゴールの氷川キャンプ場前まで下山。G2体験コースということもあり、心地よい疲労感で終わりました。今後も精進して山を楽しみたいと思いました。(IY)
■伊豆・巣雲山(G3)
日 程:2023年3月5日(日)
天 気:曇りのち一時小雨
コース:宇佐美駅…展望所…阿原田峠…巣雲山…ハイキングコース入口…宇佐美駅
感 想:穏やかな天気が続いていた中で、5日は午後から傘マークが出てしまいました。それでも朝の東海道線の車窓からは冠雪した富士山が頭を見せてくれて期待が高まります。宇佐美駅で準備を整え、童謡「みかんの花咲く丘」を辿るハイキングのスタートです。先ず川に沿って舗装路を進みます。くねくねとみかん畑に囲まれながら勾配が増して行き、振り返ると後ろには宇佐美の町並みと相模湾が見えて来ました。舗装路を終えて展望所の丸太のベンチで休憩をとりました。薄日は差していましたが、青い空が広がっていていれば海の色はもっときれいだったことでしょう。富士山展望広場まで進むと進行方向に雲が広がってしまい、これからの天気が気になり出しました。阿原田峠からは、伊豆らしい広葉樹の中をアップダウンしながら進み、視界が開けて展望台が見えて来ると広々とした巣雲山山頂に到着です。しかし残念、今回も山頂からは裾野を広げた富士山を望むことができませんでした。風も強くなり始め、展望台下のシェルター内のベンチでは風が防げず、裏に回って風防対策をしながらの昼食でした。帰りは山道を下ると別荘地になります。その先は左右にみかん畑が出てきます。途中でワイワイと甘夏の試食を楽しむことができました。小雨にはなりましたが気にするほどではなく、宇佐美駅へと戻ってきました。解散後は、駅前の食堂で、地元のボリュームたっぷりの干物や、おまけがたくさん付いたオリジナルの料理を楽しく味わいました。恵まれなかった天気を十分に挽回して、甘夏を土産物に宇佐美駅を後にしました。(KT)
■奥秩父・四阿屋山(G3)
日 程:2023年3月4日(土)
天 気:晴れ
コース:道の駅両神温泉…節分草園散策…つつじ新道登山口…四阿屋山…山居広場…道の駅両神温泉
感 想:集合場所の道の駅両神温泉に秩父鉄道三峰口駅から向かいました。乗車したバスには数人しか乗っておらず、ゆったりと景色を眺めながらバス停に到着しました。他のメンバーが利用した西武秩父駅からのバスは大変な混雑だったそうです。とっても良いお天気で、花粉症でなければ絶好の登山日和で気分が上がります。1時間くらい歩き、目的の節分草園に到着。想像していたよりセツブンソウが小さく、可愛らしくも気品があり、斜面に咲いた様子がしゃがんで眺めるとより一層美しいお花畑でした。すっかり癒やされのんびり気分でしたが、山を歩くモードに気持ちを切り替えなければ、と靴紐を締め直しました。登山道入り口のつつじ新道からいきなりの急登でしたが、ゆっくりペースで歩いてもらい、あまり汗をかかず全く負担なく分岐点へ到着。巻き道を進み、まだ花粉をあまり感じないため気持ちよく呼吸しながら歩みを続けると、なかなかの緊張の場面にいくつか出くわしました。リハビリ登山では少々大変だったかな〜と思っていると、ミツマタの出迎えに始まり、ウメ、フクジュソウ、マンサクと春いっぱいのご褒美がありました。大好きなロウバイの香りに包まれ先へ進むと、ちょっとした岩場を登り、山頂に近づくにつれ人が増え頂上に到達。これまでの山行より近くに見える憧れの両神山、噂の二子山を眺め、いつかあそこへと想いを送りました。下山時も慎重に進み、途中の蝋梅園で秩父紅(秩父山系に咲く紅色のフクジュソウ)を愛でながら林道へ到着し、花粉を感じ始めながらスタート地点道の駅両神温泉に戻りました。リハビリ登山の準備運動にはぴったりの要素がギュッと詰まった春いっぱいの楽しい山歩きでした。(KS)
■上州・武尊山(G2)
日 程:2023年3月4日(土)
天 気:晴れのち曇り
コース:川場スキー場(リフト)-リフトトップ…剣ヶ峰…途中撤退…剣ヶ峰…リフトトップ…山麓駅
感 想:昨年から行きたいと思っていた上州武尊山、YouTubeでイメージトレーニングをして、念願の雪山へ。天気予報は晴れだけれど、天気とくらすは、登山予定時間帯は『あまり登山に適しません』のB。でも「山の天気は変わりやすい」の言葉をポジティブに捉えて、はやる気持ちを抑えて登山口へ。始めからいきなりの急登!でも人気の山だけありトレースはバッチリ。その後をなぞって登山開始。後ろを振り返ると青空が多少見える。画像で見た『武尊ブルー』とは、多少違うが青空を見られたこと、良しとしよう。なかなか天気は回復せず強風&周りは真っ白。だが、時折風でガスが晴れると真っ青な空が見える。一縷の期待を胸に歩を進める。まだ序盤なのにすれ違う人が多い。聞くと、ほとんどの人が剣ヶ峰で引き返しているとのこと。ならば、せめてそこまでは行こう。やっとたどり着いた剣ヶ峰は両側が切れ落ちているものの、ガスのおかげで高度感は無い。風は強いが歩けないほどではない。前方もゾロゾロと人が歩いているので先に進むことにするが、下りは道が細く、これ足踏み外したら滑落→ニュース出るなという恐怖感を覚えた。強風とガスの中で武尊山への途中まで進んだが、西側の雲が黒く天候の回復が期待できないことと、予定よりも時間がかかっていることから、登頂は断念して引き返すこととした。途中でほぼホワイトアウトになりかけたものの、剣ヶ峰を過ぎると徐々にガスも薄くなり、リフトを1本降りると真っ青の青空で、スキーヤーが楽しそう。帰りのバスまでに時間がありメンバーと山の話題、それ意外の話でも楽しくおしゃべりができ、それはそれで楽しい時間を過ごす。来年こそはこの目で武尊ブルーを見るぞ!と心に強く思いながら帰路に着いたのでした。(SY)
■丹沢・大野山(G3)
日 程:2023年3月1日(水)
天 気:曇り時々晴れ
コース:谷峨駅…嵐…林道横断…大野山…イヌクビリ…トイレ…登山口…大野山入口…山北駅
感 想:曇り空で風が強いながらまずまずの天候に恵まれ、さっそうと谷峨の駅を出発しました。酒匂川にかかる吊り橋には、“10人以上で渡らないで”の看板があります。確かにあちらこちらに錆が目立ち、かなり老朽化が進んでいる印象です。われわれは総勢7名ですから、全員で一緒に通過しました。ここからしばらくは舗装道路の登りが続きます。ここで同行の一人が「夏の暑い日に来た時は灼熱地獄だった」とか。途中の休憩場所にも5月~11月はヤマビル注意の看板がありましたから、このコースは12月~4月に登るに限るようです。しばらく登って行くと、雪をかぶった美しい富士山の姿が目に入ります。途中何回かの撮影タイムをとりながら、富士山の姿を楽しんでいるうちに頂上に到着です。広々とした頂上はベンチやテーブルがあり、トイレの設備もあるので昼休みには最適なはずですが、この日は風が強く、春の日差しを浴びて~とはなりませんでした。下山は地蔵岩コースをたどりました。下山を始めてすぐに大野山乳牛育成牧場の牛さんたちとコンタクト。ゆっくり寝そべっている乳牛は優しそうな瞳でとてもかわいいのですが、立ち上がってこちらに歩いてくるとやはり後ずさりしますね。更に歩いていくと、今度は登山道の少し上に鹿の一団と遭遇しました。初めは2~3頭と思っていましたが、だんだん目が慣れてくると7~8頭もいたようです。ここからさらに下ると舗装道路に出て、しばらく歩くと山北の駅に到着。予定より少し早めの下山となり無事に解散しました。(HT)
■丹沢・高松山(G3)
日 程:2023年2月26日(日)
天 気:晴れ
コース:新松田駅(バス)-高松山入口…ビリ堂…高松山…最明寺史跡公園…高松山ハーブガーデン
感 想:桜まつりで混雑するバス停で並びながらのご挨拶。新松田駅からは山の上にピンク色に染まる桜まつり会場が見え、出発前から期待が高まります。お楽しみは最後に回し、まずは高松山へ。同じ考えのハイカーが多く、バスは臨時便まで増発されました。高松山入口で下車後は他のグループの後を進みますが、前方には新東名のトンネル工事現場が広がります。本来のコースを離れ仮設の迂回路を歩くのですが、これが急な階段のアップダウンの連続で、丹沢名物の階段地獄はここでも健在でした。今日一番の急登となる仮設階段を抜けるとやっと本来の山道へ。ここからはなだらかな山道を登ります。ビリ堂を過ぎ、遥か上方に尾根が見える辺りから地面に雪が増えてきました。木漏れ日の中をキラキラと風花が舞い降りるさまはとても神秘的です。所々崩落している箇所を注意深く進みながら開放的な高松山頂上に到着すると、快晴の青空に雪のコートを纏った富士山がお出迎えです。正面には陽光に輝く海が広がり、遠く伊豆大島・利島まで見渡せます。先日歩いた明神ヶ岳や愛鷹山の雄姿も素晴しいのですが、やはり山裾まで見える富士山が圧巻でした。山頂は広い芝生が広がっており、海を眺めながら長めのランチを楽しんだ後は、最明寺目指して下山開始。南側の斜面は雪もなく、思わず走り出したくなるような歩きやすい道で自然とペースが上がります。舗装路や山道の小さなアップダウンのある地味に長い道を下り、人里に近づくと突然電車の音!大人を乗せたミニロマンスカーが走っていました。桜まつり会場は多くの人であふれており、スカイブルーの空とホワイトの富士山をバックにピンクの河津桜、イエローの菜の花の艶やかな色彩の競演は今でも目に焼き付いています。好天に恵まれた素敵な一日をありがとうございました。(KY)
■房総 伊予ヶ岳~富山(G3)
日 程:2023年2月25日(土)
天 気:晴れのち曇り
コース:岩井駅(バス)-天神郷BS…展望台…伊予ヶ岳南峰…北峰…展望台…分岐…富山北峰…宮谷口…岩井駅
感 想:千葉駅のホームで予定の電車を待っていると人身事故で15分遅れとの放送あり、ほかに逃れようもないのでそのまま待つことに。三々五々参加者が集まり、遅れた電車でそのまま先へ。挽回して岩井駅にはほぼ定刻に到着、バスも待っていてくれていてほっと一息。天気も最高、伊予ヶ岳の登山口・天神郷バス停から順調に歩を進め、展望台(東屋)で休憩をとり、いよいよ伊予ヶ岳の名物岩場の登りに。夜半に少し雨が降ったはずだが岩場は乾いていて一安心。ロープを伝いに南峰に出ると東京湾の大展望が飛びこんできます。続いて北峰へ。戻って岩場を下るか、迂回して東屋に下るか?結局比較的傾斜の緩い迂回路を下りました。東屋まで戻ってくると岩場の登りで10名ほどの団体がもたもたと団子になって、ずいぶん時間がかかっていました、迂回路で正解だったようです。伊予ヶ岳を下りてから富山のふもとまで長い農道歩き。途中道端で昼食をとった後、いよいよ富山の頂上まで長い急傾斜の登りです、私にとっては今日一番のきつい行程でしたが、皆さんは元気でした。あとは福満寺までだらだらと下り、さらに岩井駅までは車道を歩き、予定通りの電車に間に合いました。(NS)
■上信越・四阿山(G2)
日 程:2023年2月22日(水)
天 気:晴れ
コース:集合地(車)-あずまや山登山口駐車場…中宮…四阿山・根子岳分岐…四阿山…四阿山・根子岳分岐…中宮…あずまや山登山口
感 想:数日前に見た天気予報では当日は晴天の予報ながらも、ヤマレコなどを見ると今年は雪が少ないとのこと。所々、土や枯草が出ている写真がアップされています。雪が降ってくれないかな、と思っていたら、願いがかないました。本日は、四阿山登山口駐車場に車を停めて四阿山を目指し、往路を引き返すコースです。駐車場で雪山初挑戦の参加者1名に用具のつけ方などをレクチャーして準備を整え、いざ出発。先行した人達が付けたトレースで新雪が踏み固められ、丁度歩きやすい雪面になっていました。樹林帯を抜け、一面真っ白な牧場に出ると、遙か彼方に目指す四阿山が姿を現しました。持参したスノーシューで広い雪原を快調なペースで歩いていきます。なだらかな雪原を超えると、少し勾配が急になります。白樺林の中、昼食をとったあと、さらに高度を上げていくと右後方に見えていた浅間山と左手に見えていた北アルプスの山々が一層はっきりと見えるようになります。最後の急登を登りきると四阿山山頂です。凛とした空気の中、富士山が遠くにくっきりと見えます。雪山初挑戦にしてこの晴天の下、雄大な景色を堪能できるとは、なんという幸運の持ち主。一同、満面の笑みで写真を撮った後、復路はアイゼンでの歩き方を練習して、なかなか沈まなくなった太陽に感謝しながら無事下山しました。(TS)
■八ヶ岳・縞枯山~茶臼山(G3)
日 程:2023年2月18日(土)
天 気:曇り
コース:茅野駅(バス)-北八ヶ岳ロープウェイ―(ロープウェイ)-山頂駅…雨池峠…縞枯山展望台…茶臼山…五辻…山頂駅(ロープウェイ)-山麓駅(バス)-茅野駅
感 想:日曜が雪と強風の天気予報のため、急遽土曜日に日程変更。都合のついた5名のみとメンバー半減です。茅野駅を降りた人はほとんどが登山者で、みなバス停に猛ダッシュ。バス停は長蛇の列となりましたが、臨時便が2台出たことで全員着席できました。当然、ロープウェイ山麓駅のチケット売り場も人・人・人。交代でトイレを済ませながらロープウェイへと進みます。山頂駅に到着後、休憩室で着替えや装備の準備をして併設の展望デッキへ。強風ではありましたが、冬の北八ヶ岳にしては暖かいほうかと感じました。それにしても雪が少ない。ここ1週間くらい降ってないそう。坪庭を散策し、少しずつアイゼンの感触を思い出して、展望ポイントで坪庭を見渡しました。しばし樹林帯をぬけ、三角屋根が可愛い縞枯山荘前で着衣調節をし、縞枯山へ。多くの登山者でトレースもばっちりついていて迷うことはありません。アイスモンスターの樹林を期待していましたが、雪は落ちてしまってちょっと寂しい感じでした。縞枯山展望台からは中央線沿線の街並みが見えましたが、空にはくっきりと雲が被さっており、南八ヶ岳方面、南・北アルプス方面の展望は望めませんでしたが、荒船山と浅間山が何とか見えました。茶臼山の展望台に着いた頃から風が一層強くなり、雪が顔に打ち付けます。雲も厚くなり、夕方から荒れそうな気配のため、写真もホドホドに引き返します。五辻から山頂駅までの地味に登る帰路はやけに長く感じ、ロープウェイの音が聞こえると一同歓声があがりました。予定より1本早いバスに間に合いそうだったので猛ダッシュでゴンドラに走り、茅野のモン蓼科でゆっくりと語らったのち、帰路につきました。入会してからの初山行でしたが、KAZEIROの皆さま、今後ともよろしくおねがいいたします。(IY)
■房総・烏場山(G3)
日 程:2023年2月18日(土)
天 気:快晴
コース:和田浦駅…花嫁街道入口…第二展望台…見晴台…烏場山…見晴台…はなその広場…和田浦駅
感 想:この時期の房総は暖かく早咲きの花も楽しめるとあって人気ですが、この日はまさに絶好の早春日和で、菜の花、さくら、キンセンカ、水仙などがきれいに咲いている道を進みます。これだけ好条件がそろっていれば訪れる人の数も多く、いつもよりにぎわった山行になりました。花嫁街道の入口には先着の数名が身支度を整えて出発し、それに続いて我々も、と思いながら準備をしていると、すぐ後に続く10名ほどのグループが到着。登山道の混雑を避けるために早々に出発しました。歩きだしてすぐのところで登山道の崩落があり、迂回路が作られています。このあとも足場が不安定で、いままでのこのコースでは経験したことの無い緊張感を味わいました。これを通過すると安定した登山道が続き、見晴台に到着。ポカポカと暖かい日差しを受けて昼休憩です。この時季は寒いのですぐに出立となるところですが、この日ばかりはゆっくり40分の昼休憩を堪能しました。Nさんなどは帽子を顔に載せて横になり、お昼寝気分です。その後山頂を過ぎて黒滝で記念撮影。このコース最大の変化を楽しむスポットを過ぎれば駅まではもう少し。楽しかった1日を無事に過ごすことができました。(HT)
■丹沢・塔ノ岳(G2・体験コース)
日 程:2023年2月11日(土)
天 気:晴れ
コース:大倉BS…雑地場ノ平…堀山ノ家…花立山荘…金冷シ…塔ノ岳…新大日…行者岳…三ノ塔…大倉
感 想: G2体験なのに、よりによって前日は大雪でした。順延するかコース変更するか夕方の降雪状況にて判断するということになりましたが、夕方には雪から雨に変わり予定通りの出発になりました。しかし、当日ヤビツ峠行きのバスは運休しており、大倉バス停より塔ノ岳を目指しました。私の自宅(埼玉県)では前日に雪かきをする程、雪が積もっていたので心配をしていましたが、登山道に雪は積もってなく、所々で富士山や相模湾を綺麗に見ることができました。そして段々と標高が上がるにつれて、残雪が多くなり花立山荘でチェーンスパイクを装着して頂上を目指すことになりました。頂上に到着して、富士山を見ながらお決まりのカップラーメンで身体を温めました。雲がかかってない富士山はやっぱり最高と思いながら出発です。午後になってもバスは運休のままの為、三ノ塔まで行きエスケープルートの三ノ塔尾根を下り大倉バス停へ下山しました。遠くへ行かずに雪山登山するという、貴重な体験ができ雪が降った翌日なので、誰も踏み付けていないフワフワの雪の中を歩きとても気持ちのよい山行となりました。(ST)
■八ヶ岳・赤岳(G1)
日 程:2023 年2 月 5 日(日)~6 日(月)
天 気:晴れ
コース:
2/5・東京駅前(自家用車)-美濃戸口…赤岳山荘…赤岳鉱泉(泊)
2/6・赤岳鉱泉…行者小屋…地蔵ノ頭…赤岳…行者小屋…赤岳山荘…美濃戸口
感 想:冬季赤岳に行きたくて企画した山行、2日間通して快晴で絶好のコンディションに恵まれました。美濃戸口の駐車場は、赤岳鉱泉のアイスキャンディーフェスティバルなるアイスクライミングイベントが開催されていて満車状態でしたが、奥の方に最後の1台分だけスペースを発見して滑り込み、登山スタートしました。緩やかな登りをひたすら歩くこと約1時間、赤岳山荘前まで来ると木立の間から赤岳が八ヶ岳ブルーを背景に姿を現し期待が高まります。更に歩くこと2時間半で今夜の宿泊地の赤岳鉱泉に到着、やってるやってるアイスクライミング。ロープがあるとは言え、凄いなあと感心。赤岳鉱泉の夕食は聞いていた通りのステーキ。豚汁も付き、肉で満腹になり就寝。消灯と同時にストーブも消えたせいか、寒くて何度も目を覚ましてしまいました。外のテン泊の人たちは何故大丈夫なのでしょうか? 翌日、朝食後、ヘルメットにアイゼン・ピッケルの重装備でさあ本番スタート、今日も青空です。行者小屋から地蔵尾根に入ると、横にはドーンと阿弥陀岳。地蔵ノ頭までの急登を慎重に進み稜線に出ると、目指す赤岳と横には富士山、遠くには北アルプスと眺めが素晴らしすぎます。しばし撮影大会を満喫して赤岳に向けて出発。昨日から休業に入った天望荘に掛かった温度計を見ると-12℃。山頂までの岩と氷・雪のミックス地帯の登坂を、つまずかないよう細心の注意で上り登頂です。山頂からは権現岳越しに南アルプス、少し右に中央アルプス、さっきから見えている北アルプス、足元から続く八ヶ岳の主稜線、富士山も両裾までバッチリ、いつまでも見ていられそうなのに、止まっているとすぐ冷えるため急いで記念撮影して下山開始。下りは文三郎尾根から、行者小屋前のポカポカ日向で昼食タイム。美濃戸口までひたすら下り、楽しい山行終了となりました。(TK)
■箱根・明神ヶ岳 (G3)
日 程 : 2023年2月5日 (日)
天 気 : 晴れ
コース : 大雄山駅駅(バス)-道了尊…明神ヶ岳見晴小屋…神明水…明神ヶ岳…宮城野分岐…宮城野バス停BS
感 想:大雄山線車窓には山の影から真っ白な富士山が見えます。山頂での絶景を期待しつつ集合場所の大雄山駅に到着。参加メンバーと合流し、バスで出発場所の道了尊へ向かいます。自己紹介後、最乗寺の身にしみる冷たい空気の中、杉並木を登山道へと進むといきなりの階段と急登、身体もほどよく温まり先へと進みます。途中の絶景ポイントでは、小田原の街と相模湾、遠くには江ノ島、横浜のみなとみらい地区から新宿の副都心まで見ることができました。山の北側には、霜と先日降った雪が残り、気温の上昇とともに溶け出し登山道が泥濘の悪路と変化していきます。山行経験豊富なHさんはワースト3に入る泥濘と言っていました。靴を泥だらけにしながら稜線に辿り着くと,目の前には白い煙の大涌谷が見えます。程なく明神ヶ岳山頂に到着しますが期待していた富士山は雲の中です。しかし金時山から続くハコネタケの中の縦走路ははっきりと見ることができました。昼食をとりながら粘りましたが,この日は富士山を見ることができずゴールの宮城野に向け出発します。泥濘に足を取られながら転ばないように進み、宮城野分岐からはゴツゴツとした岩の下山道を下り、無事にゴールの宮城野バス停に到着しました。(IM)
■上信越・高峰山と黒斑山(G3)
日 程:2023年1月28日(土)~29日(日)
天 気:1/28・晴れ、1/29・晴れ
コース:
1/28・高峰温泉…高峰山…高原温泉(泊)
1/29・高峰温泉-高峰マウンテンパークスキー場…中コース合流地点…こまくさ展望台…表コース合流地点…トーミの頭…黒斑山…トーミの頭…表コース合流地点…こまくさ展望台…中コース合流地点…高峰マウンテンパークスキー場
感 想:
初日は、高峰マウンテンパークスキー場に集合して宿の送迎車(雪上車)に乗り込みます。雪上車独特の揺れに歓声をあげながらも5分ほどで宿に到着。さっそく身支度を整え高峰山に向かいます。スノーシュー初体験のメンバーもサクサクと登って行きます。木立の間から水ノ塔山~篭ノ登山の稜線が綺麗に見えます。冬の木漏れ日の中を1時間ほど歩くと展望が開け、高峰山山頂です。山頂にある高峰神社にお参りして、景色を楽しみながら昼食をとりました。帰りはコースを外さない程度にトレースを避けて雪原に踏み込み雪を楽しみました。翌29日、雪上車でスタート地点のスキー場に向かいます。目印のピンクテープは見つけたのですが目の前には動物の足跡があるだけの雪原。トレースがありません。幸いにして雪は軽いので先頭を交代しながらラッセルして進みます。中コースと合流するとトレースはしっかりついているのですが急登が続きます。霧氷と木漏れ日の中をゆっくり進みます。樹林帯を抜け、表コースと合流すると途端に登山者が増えます。開けた景色に歓声をあげながらもトラバース道を足元に気を付けながらゆっくり進みます。トーミの頭で浅間山が目の前にドーンと現れます。多くの登山者とすれ違いを繰り返しながら黒斑山山頂に向かいます。山頂は風が無く、空いていたのでガトーショコラの浅間山を眺めながらの昼食タイムになりました。帰りはサクサクと雪の斜面を下り、アッという間に下山終了。再び宿の温泉を満喫した後、スキー場バス停に送ってもらい好天と新雪に恵まれた2日間が終了しました。(TJ) 写真:左/2日目の朝。右/黒斑山山頂にて。
■中央沿線・高畑山~倉岳山(G3)
日 程:2023年1月22日(日)
天 気:晴れ
コース:鳥沢駅…小篠貯水池…分岐…高畑山…穴路峠…倉岳山…立野峠…林道出合…梁川駅
感 想: 中央線の鳥谷駅で皆さんと合流。入会して3回目の山行となると知っている方がいるので「よろしくおねがいします」が「DOMO!」に変わります。しばらく車道を歩いて案内板に従い住宅街に入り、YAMAP情報もとに登山道へ。涸れ沢を伝って尾根へ出て、落ち葉の登山道を登って高畑山981mの頂上に着きました。前回羨ましかったカップ麺をBIGサイズで持ち込み、大きめの魔法瓶からガバガバとお湯を注いで、ワシワシと麺を喰らうと一流の山男になった気がしました。しかし、下山中に霜柱でフカフカに脆くなった登山道を踏み抜ぬくなど、一流にはまだまだのようです。楽しみにしていた富士山は右半分だけしか見えなかったのですが、もう一つ登った倉岳山990mでは左半分が見えたので、家に帰って写真を左右くっつけることにしました。立野峠からは落ち葉の涸れ沢をひたすら500m下って登山道は終わりました。皆さんお疲れさまでした。(KH)
■上信越・浅間山(G2)
日 程:2023年1月22日(日)
天 気:薄曇り
コース:浅間山荘…不動滝…賽の河原…シェルター…前掛山山頂上…シェルター…賽の河原…火山館…浅間山荘
感 想:事前の天気予報ではA印(登山日和)。しかし頂上付近は強風(17m/s)との予報。この時期、稜線では浅間山特有の巻込む様な猛烈な北西風が吹くことが多く、途中撤退も覚悟で浅間山荘を出発。この冬は例年に比べて積雪量が少なく、二ノ鳥居手前でアイゼン装着。火山館を過ぎた辺りから、早朝出発組の登頂を終え下山する登山者多数とすれ違う。賽の河原(Jバンドへの分岐点)を過ぎ暫く進むと視界が広がり、ド~ンと浅間本体が目の前に。いよいよ内輪山の稜線へと雪と岩の登山道を息を切らせながら踏み上げて行く。空がどんどん広がり稜線直下まで来たが、心配した程の風は吹いていない。ほっとしながらシェルターに向かう。ここでザックをデポし、白銀に輝くビクトリーロード(内輪山)を頂上に向け進む。約20分程で前掛山の頂点に到着。晴れ女勢ぞろいの念力か360度のナイスビュー!遠くに穂高連峰や槍、妙高、草津白根。富士山もくっきり。最高の展望に疲れも吹っ飛ぶ。時間も押して来たので記念写真もそこそこに下山開始。あっという間に二ノ鳥居も過ぎアイゼンをしまい程なく予定時間通りに登山口の浅間山荘駐車場に到着。(KS)
■秩父・宝登山(G3)
日 程:2023年1月21日(土)
天 気:快晴
コース:野上駅…萬福寺……野上峠…宝登山…宝登山神社…長瀞駅
感 想:往路途中の車窓からも、雪をかぶった富士山がきれいに見えるほど、空気が澄み切った冬晴れの好日。出発の野上駅では、ざっと見渡したところ7~80人が下車しました。当然のことながら駅のトイレは大混雑。更にトイレが故障中とあって大大混雑。10分ほど歩いた萬福寺にもトイレがあったので、次回はこちらを利用させていただくことに。それはさておき、この萬福寺の角を曲がると長瀞アルプスの始まりで、ここから宝登山への道が続きます。特に急な傾斜もなく、気持ちのよい雑木林の登山道ですが、早春賦の歌にある通り“風の寒さや~”をしっかり味わいながら歩を進めます。小鳥峠から舗装路に入り、そのさきが宝登山への急な登りです。ここはきれいな階段が整備され、とても歩きやすいのですが、何といっても傾斜が急で息が切れます。そして登り切ったところが山頂です。この直下に広がる蝋梅園では、陽当りの良いところですでに5分咲き以上の開花が見られ、香りも漂い始めていました。我々もちょうど全員が座れるような石の土留めを見つけたのでここで昼食休憩。このあと宝登山神社の奥宮にお参りをして下山開始。つづら織の林道を貫くショートカット路をたどったので、予定よりだいぶ早く駅に到着して無事に解散しました。(HT)
■日光・白根山(G2)
日 程:2023年1月17日(火)
天 気:晴れ
コース:集合地(車)-丸沼高原スキー場(ロープウェイ)-山頂駅…避難小屋分岐…日光白根山…避難小屋分岐…山頂駅
感 想:天気予報は晴天ですが防寒対策を整えてロープウェイに乗り込みました。しかしロープウェイ山頂駅は風はなく、暖かな日差しが降り注いでいます。本日は、丸沼高原スキー場のロープウェイ山頂駅から日光白根山を目指し、往路を引き返します。スキー場発表の積雪量は210センチ、雪質はパウダー。まずはアイゼンを装着しストックを伸ばして準備完了。山頂駅付近は平日にも関わらず大勢のスキーヤーがいますが、白根山山頂を目指す登山者は我々3人の他は先行する2名だけです。トレースが心配でしたが、土日につけられたトレースがしっかりと踏み固められていて、ワカン、スノーシューなしの快適な雪山歩行となりました。樹林帯を抜けるまでは風もなく、暑いくらいの陽気です。そこで少し早めの昼食をとります。一休みしたあとに急登を登り、樹林帯を抜けると目指す白根山山頂のお目見えです。防風のアウターを着て岩と雪のミックスした斜面を慎重に登ります。山頂に向かう途中、先行者2名とすれ違い、山頂は我々3人の独占状態。間近に男体山と女峰山、遠くには尾瀬の燧ケ岳、名だたる山はみな雪化粧しています。三脚を出して雲ひとつない青空の下、写真撮影。復路はロープウェイの最終時間を気にしながら快調に飛ばして、あっと言う間の下山でした。最後に二荒山神社に無事の下山を感謝して本日の山行を締めくくりました。(TS)
■南アルプス前衛・入笠山(G3)
日 程:2023年1月15日(日)
天 気:晴れのち曇り
コース:富士見駅(バス)-山麓駅(ゴンドラ)-山頂駅…入笠湿原…マナスル山荘…入笠山…入笠山湿原…山頂駅(ゴンドラ)-山麓駅
感 想:昨年11月の高水三山以来、2回目の参加です。富士見駅に降りバス停に向かうと顔見知りのT夫妻に会え一安心。他の皆さんとは初対面で挨拶をしてバスに乗る。今日は曇り予報で、ゴンドラに乗っていても曇っていて展望は期待できないかと思っていたら、上の方に青空が!山頂駅に到着すると青空が広がっていて、八ヶ岳方面が見えテンションが上がる。私は冬用の道具を昨年暮れに揃えたばかりで今回が初使用。12本爪アイゼンはやはりごつい。リーダから歩き方の注意についてアドバイスをいただく。歩き出すとやはり前爪が引っ掛かりそうになりそうで出来るだけ足をしっかり上げるように注意しながら進む。緩やかな道だけど晴れていて気温も高く風がないから薄手のフリースでも暑い。マナスル山荘の少し手前でテレ朝の帰れマンデーの取材を受ける。マナスル山荘のビーフシチューについての取材とのこと。1/30の放送に写るかもしれない。マナスル山荘に到着し、示し合わせたように全員ビーフシチューを注文。肉や野菜がゴロゴロ入っていて、食べてみると期待した通りにうまい。肉もよく煮込んであってスプーンで切れるほどだ。食後、支度をして山頂に向かう。犬連れで歩いている人達が多く犬は元気で楽しそう。登りでは踵が新しい靴に擦れて痛くなってくる。足に馴染めば良くなるのかな?少し不安。山頂手前は土が出ている個所もあり、歩きにくい。そこからすぐに山頂に到着する。展望はやはり曇りで残念だけど、雨や吹雪でないだけ良しとする。皆で記念写真を撮って、来た道を戻る。湿原の方の斜面では雪上滑落停止訓練をしている人達や、ソリで遊んでいる人達がいて楽しそう。雪質が悪いのがちょっと残念かな。少し上り返してゴンドラ山頂駅に到着。行程が短くあまり歩いた感じがしないが、雪歩きの訓練になったし次はもっと雪のある山に行きたくなった。(KT)
■上州・武尊山(G2)
日 程:2023年1月9日(月)
天 気:
コース:集合地(車)-川場スキー場ゲレンデトップ…剣ヶ峰…武尊山…剣ヶ峰…川場スキー場ゲレンデトップ
感 想:天気予報では午前中は晴れ、午後から崩れる、ということでしたが、結果は一日中晴天で風もほとんどありませんでした。最近雪が降っていないのか、川場スキー場までの路上には積雪はありません。連休最終日の晴天とあって駐車場には続々と車が入って行きます。本日は、スキー場のゲレンデトップから剣ヶ峰を経由して上州武尊山を目指し、往路を引き返してゲレンデトップでゴールです。スタート地点でアイゼンを装着すると、いきなりの急登です。本日スキー場発表の積雪は180センチ、雪質はパウダー。真っ白な斜面につけられたトレースは、多くの先行者により踏み固められています。マッターホルンのような剣ヶ峰への登りと下りは慎重に進みます。剣ヶ峰を超えると目指す武尊山のお目見えです。道中多くのスノーモンスターが出迎えてくれます。左手に谷川岳を始め上信越の山々、右手に日光や尾瀬の山々を眺めながらの歩程中、真っ白な山々と真っ青な青空のコントラストに目を奪われては、つい立ち止まっての写真撮影。最後の急登を登り切って山頂の看板の前で集合写真を1枚。360度の雄大な景色を十分に堪能したあと下山開始。途中、無風の平地でランチタイム。ゴールするのが名残り惜しく「もう一回往復したいね」という意見もでましたが、これは多数決で却下。大勢のスキーヤーであふれるゲレンデトップに戻り、ハイタッチで本日の山行を締めくくりました。(TS)
■丹沢・大山(G3)
日 程:2023年1月8日(日)
天 気:晴れ
コース: 伊勢原駅(バス)-大山ケーブルBS…大山ケーブル駅…阿夫利神社下社…16丁目…大山山頂…分岐…見晴台…阿夫利神社下社下…大山ケーブルBS
感 想:試し参加4名の方を含め総勢16名となりました。大山阿夫利神社は神奈川県内でも5本の指に入る人気初詣場所という事で、混雑を予想していましたが、歩き始めから阿夫利神社下社までは難なく歩く事ができました。いよいよ登山道に出ると「登り初めは大山で!」という登山客が多いのか所々渋滞になります。山頂手前 600m ではアリの行列状態でした。山頂は人人人。皆揃って昼食をとれる場所がありません。班ごとにまとまり少し長めのランチタイムを楽しみました。下山し始めるとすぐにキラキラした相模湾と街が見渡せるビューポイントにうっとりしました。下社下からの男坂では幅の狭い石段の連続に苦戦しながら、土産店が並ぶ参道に戻って来ました。初リーダーでしたが、参加してくださった皆さまに支えていただき、無事終える事ができました。ありがとうございました。(GK)
■信州・霧ヶ峰と美ヶ原(G3)
日 程:2022年12月25日(日)~26日(月)
天 気:両日とも晴れのち曇り
コース
12/25・茅野駅(車)-車山高原…車山…車山高原(車)-山本小屋(泊)
12/26・山本小屋…王ヶ頭…山本小屋(車)-茅野駅
感 想:今年初の雪遊びはクリスマスに美ヶ原という素敵なイベントとなりました。青空の中で向かった霧ヶ峰は、柔らかい雪のため駐車場内は皆さん悪戦苦闘。何とか駐車場所を確保し、はやる気持ちを抑えつつ支度を済ませいざ出発。初日で元気は有り余っています。ほどなく通常の登山ルートから外れるトレースを発見し、あとに続きます。途中でトレースは下の方へ。遠くにツアーとおぼしき集団が列を作って歩いていました。ここからは、先頭を交代しながら山頂への直登ルートを開拓します。モフモフの雪を楽しみながらたどり着いた山頂は、遠くの山々は多少雲に隠れているものの、まずまずの景色。記念撮影を済ますと風が強くなってきたので、天候レーダーの裏に回って昼食を取ります。下山は正規ルートを淡々と歩き、宿泊先の山本小屋へと向かいました。
翌日の美ヶ原は、なかなか雪が降らないとな心配していましたが、行ってみたらフカフカのパウダースノー。早朝、気温-12℃の中、日の出を見に近くを散策、朝焼けに染まる富士山がキレイでした。朝食を済ますと気温も徐々に上がり、夏には入れない放牧地をバフバフしながら歩き回ります。やや遠回りのアルプス展望ルートは誰も立ち入った形跡がなく、交代で真っ白な雪にトレースを刻みながら王ヶ頭へ。途中から雲が厚くなり、展望も期待できないことから王ヶ鼻は断念してホテルへ直行します。目的は勿論ビーフシチューのランチ。食堂はほぼ貸し切り、隣のお部屋にはかの有名なガラスに張り付いた霜の華。色々な形で自然のアートは本当に素敵でした。冬ならではの景色とアート、グルメと大満喫の山行でした。(SY)
■丹沢・三ノ塔(G3)
日 程:2022年12月25日(日)
天 気:快晴
コース:秦野駅(バス)-ヤビツ峠…岳ノ台…菩提峠…二ノ塔…三ノ塔…牛首…大倉
感 想:ヤビツ峠から登山道に入ると、冷気に包まれて足元は霜柱でいっぱいでした。サクサクと進んで行くと10cm以上にきれいに育ったモノも出てきて、持ち帰りたいくらいでした。岳ノ台の展望台に上がると冠雪の富士山がドドーンと青い空に輝いて、これから先が楽しみになりました。ハングライダーの滑走台を左手に見ながら菩提峠に下り、ここから二ノ塔までの登りに入ります。東からの光でぬかるんで滑りやすい箇所は、所々迂回しながら日本武尊の足跡に到着しました。前回のメンバーには不評だったこの場所も、今回のメンバーは古の歴史を感じてくれたようで、安心しました。二ノ塔に上がり、富士山をじっくり仰いでから昼食にしました。試し参加のお二人、Tさんはチーズ入りのミニパンを網焼きにして、Uさんは持参したお椀でお吸い物を、と、オリジナリティ豊かでした。本日のピーク・三ノ塔でも富士山をバッチリ仰いでから、下りに入りました。牛首からはいつもの舗装路を避けて土路を選ぶことにして、少しの間ショートカットのヤブ漕ぎを体験。その後は歩きやすい下山路を進んで風の吊り橋に出て、大倉へゴールしました。クリスマスのせいか登山者も少なく、快晴の下で今年の山歩きを締めくくることができました。感謝!(KT)
■富士周辺・愛鷹山(G3)
日 程:2022年12月20日(火)
天 気:快晴
コース:集合地(車)-山神社駐車場…富士見峠…黒岳…富士見台…越前岳…呼子岳…山神社駐車場
感 想:愛鷹山の状況を確認すると山頂は雪が積もっているとのこと。当日、天気予報は快晴で風もなし。東名高速を走っている車窓から見える富士山が気分を盛り上げてくれます。スタート地点の山神社駐車場に駐車車両は1台のみ。晴れていますが身震いする寒さです。本日は、駐車場から富士見峠に上がり、黒岳をピストンして越前岳、越前岳から呼子岳を通り駐車場に戻るコースです。愛鷹山は山塊の総称で越前岳が最高峰です。スタートしてしばらくすると暖かな日差しで身体が暖まり衣類調整。富士見峠までは谷筋の樹林帯の中を黙々と登ります。黒岳に到着すると本日最初の富士山がドッカーンとお目見え。山梨側から見る富士山より雪は少なめですが、宝永山を手前に右側に裾野が長く伸びています。富士山を右手に標高を上げていくと積雪のため1200メートル付近で軽アイゼンを装着。ここから気分は雪山です。越前岳手前の富士見台から見える富士山が素晴らしく、先客の「越前岳から富士山は見えないよ」の言葉で写真撮影後、ランチタイム。看板によると50銭札に描かれている富士山はここからの風景とのこと。越前岳が近づくにつれて左手に見える駿河湾が眩しく光ります。今まで800回以上越前岳に登っているという方が山頂にいて「こんなにきれいに南アルプスが見えることは珍しい」と言って、「あれが甲斐駒、北岳、云々」と南アの山々を説明してくれました。下りは所々山道がえぐれていたり、谷筋の岩に雪が被って歩き辛いですが、慎重に下って広い林道に出て間もなくゴールしました。(TS)
■奥多摩・浅間嶺(G3)
日 程:2022年12月18日(日)
天 気:快晴
コース:武蔵五日市駅(バス)-人里BS…人里峠…浅間嶺休憩所…時坂峠…払沢の滝入口…払沢の滝…払沢の滝入口BS(バス)-武蔵五日市駅
感 想:明け方までの雨が嘘のように晴れ渡った絶好の登山日和になりました。バス停を降りて歩きだすと5分ほどのところに男性が立っていて、「この門をくぐると幸せになりますよ」と声をかけてきました。話を聞いてみると、“人里”と書いて“へんぼり”と読むのはこの地に定住した渡来人による朝鮮語が起源ではないかとのこと。早速“幸せの門”のご利益に預かりたく門をくぐらせていただきました。ここから人里峠までは結構な急登が続きます。その後、浅間尾根に出てからは前日の雨がここでは雪であったらしく、わずかではありますが足元に雪が残っていて、今シーズン初めての雪の感触を楽しむことができました。当然のことながら、ここから見渡せる大岳山、御前山、そして遠くには雲取山など、奥多摩の山々はすでに雪化粧をまとい、青空の下でとてもきれいな姿を見せてくれていました。ここまでの登りは南斜面の日差しを浴びで汗ばむほどでしたが、尾根に出てからはグッと冷え込んで、お昼休憩の頃はシャツや上着を着こむほどで、東屋の柱にくくられた寒暖計を見ると何と1度、寒いわけです。午後は浅間嶺をひたすら下って払沢の滝を見物しました。紅葉はすでに終わり、氷結にはやや早いという中途半端な時期ではありましたが、東京都では唯一日本の滝100選にえらばれている名瀑ですから、落差60mの威容はなかなかのもの。皆さんそれぞれに記念撮影などをしてからバス停に向かい、予定のバスに丁度間に合って解散の運びとなりました。(HT)
■富士周辺・鬼ヶ岳(G3)
日 程:2022年12月12日(月)
天気:晴れ
コース:集合地(車)-西湖いやしの里根場駐車場…鍵掛峠…鬼ヶ岳…雪頭ヶ岳…西湖いやしの里根場駐車場
感 想:昨日は雪が降ったようでしたが、本日は朝から予報通りの晴天です。車は河口湖インターを降りて西湖西端のいやしの里根場に向かいます。途中すれ違う車の屋根には雪が積もっています。いやしの里根場は土砂災害で流された集落を近年復活させた茅葺屋根の家々が立ち並ぶ日本の原風景と呼ばれる場所です。本日は、根場の駐車場から鍵掛峠まで登り、そこから東に鬼ヶ岳を目指し、鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳を経由して駐車場まで戻るコースです。歩き始めるとすぐに昨夜積もった雪のため登山道が不明瞭となりました。早速、お守りと思って持参した軽アイゼンの登場です。先行者の足跡をたどって樹林帯の中を鍵掛峠まで登ると目の前に富士山がドーンとお目見え。上半分が白くなって、これぞザ・富士山です。粉雪が乗ってアイゼンでは歩きづらい岩稜帯を登りきると鬼ヶ岳の山頂です。ここは360度の展望。八ヶ岳は、まだ黒々としていますが、そこから西に目を移すと鳳凰三山の向こうに見える甲斐駒、北岳はすでに真っ白。アルプスと言われる所以がわかります。ここで写真を一枚撮ってランチタイム。ポカポカ陽気で無風の中、景色を堪能。山頂から下りだしてすぐの雪頭ヶ岳から見る富士山も素晴らしく、ここでも写真を一枚。登山道は解け始めた雪で所々ぬかるんでいましたが樹林帯に入ると雪もなくなりアイゼンを収納。「あ、そこに」の声に立ち止まると目の前に、剥製と間違えるかのように微動だにしないカモシカがいてビックリ。下り切った根場の集落は日本の原風景を見に来た大勢の外国人で賑わっていました。(TS)
■中央アルプス・木曽駒ケ岳(G2)
日 程:2022 年12 月11 日(日)~12 日(月)
天 気:晴れ
コース:
12/11・IR高尾駅前(車)-駒ケ根市内宿泊所(泊)
12/12・ 菅の台BC-しらび平ロープウェイ駅 -千畳敷駅…宝剣山荘…中岳…駒ケ岳山頂山荘…木曽駒山頂…駒ケ岳山頂山荘…中岳…宝剣岳山荘…千畳敷駅-菅の台BC
感 想:今シーズン初の雪山山行として参加。今年はまだ雪が少なく千畳敷で積雪18cmという駒ヶ岳ロープウェイwebサイト情報ではあるものの、晴れ予報に木曽駒ブルーを期待して出発します。千畳敷に到着すると期待通りの快晴、写真に撮ると合成かと思うほどの青空で早速盛り上がる一同。久しぶりのアイゼンの重さを味わいつつ、圧雪の夏道でカールを少しずつ登ります。徐々に傾斜がきつくなると岩の出た雪道という非常に歩きにくい状態となったため、訓練も兼ねてあえて積雪が多い、誰も通っていないルートも使い雪山気分を高めます。登りながら振り返ると雲一つない青空に南アルプスが端から端までバッチリ、富士山頂も見え、なんて良い景色かと感動。カールを登りきる頃には八ヶ岳の全景も。反対側は宝剣岳から空木岳に続く縦走路が、行ったことのない魅力的な山やコースが沢山見え、まだまだ登山楽しめるなと嬉しくなります。木曽駒ヶ岳山頂まで行くとさらに北アルプス、御嶽山側まで360度見渡せ、しかも風が殆どなく山頂でゆっくり昼ごはんが食べられる程の穏やかな登山日和となりました。きっと参加者の日ごろの行いが良かったのでしょう。ロープウェイ乗り場への戻り途中では、リーダー指導による雪面歩行や滑落停止の訓練もあり、充実の雪山シーズン初めとなりました(TK)
■奥武蔵・丸山(G3)
日 程:2022年12月11日(日)
天 気:晴れのち曇り
コース:芦ヶ久保駅…赤谷…大野峠…丸山…日向山…琴平神社…法長寺…横瀬駅
感 想:入会して2回目の山行です。西武秩父線の芦ヶ久保駅の空気はしんしんとして、ホームの霜は凍っていました。滑らないように気を付けながら、チーバ君が揺れるリュックを見つけ、無事に皆さんと合流しました。簡単な自己紹介の後、川沿いの国道を歩き、登山道に入ります。YAMAPの投稿通りに、やたらと倒木が多い道のりでしたが、幸い足を引っかけて転倒、谷底に墜落することなどなく、無事に全員山頂に着きました。埼玉県県民の森の中ということもあり、山頂にはコンクリートの展望台がありました。無料の望遠鏡は顔をくっつけると目の周りがパンダになったそうです。その後の昼食では慣れない新人を差し置いて、カップ麺を食べる先輩方がうらやましかったです。「次はわたしもカップ麺にしよう」、と心に誓いました。下りは舗装道路が時折現れて楽チンと思ったらまた登山道に入る、ということを繰り返しながら下山。解散宣言のあと立ち寄った武甲温泉は以前に家族と来たことがあって、懐かしい気持ちになりました。(KH)
■秩父・蓑山(G3)(忘年山行)
日 程:2022年12月7日(水)
天 気:快晴
コース:親鼻駅…仙元山コース…みはらし園地…蓑山神社…蓑山…和銅遺跡…聖神社経由…和銅黒谷駅
感 想:前日は最高気温9度という冬の寒さでしたが、この日は快晴のポカポカ陽気で、南斜面で日差しを浴びると汗をかくほどの暖かさでした。駅から山頂までは2つのルートがありますが、この日選んだのは仙元山コース。枯葉の積もった登山道は滑りやすいので慎重に歩を進めます。車のための舗装道路をショートカットするように山頂を目指すと、途中でおあつらえ向きの休憩ベンチがある見晴らし園地に到着します。ここで両神山のごつごつした山容を眺めたりおやつを食べたり、しばし休憩の後は公園内の舗装道路ではなく、登山道を蓑(山)神社のほうへいったんくだり、神社の前から改めて登ります。ここには“急坂”の看板があるので何となく皆さんざわざわしました。山頂の公園は平日とあってほぼ貸切状態で昼休憩です。天気が良かったのでここからの眺めも素晴らしく、雪をいただいた男体山まで見えたのは感激でした。下山は和同開珎を鋳造するための銅を露天掘りしたという遺跡を見学。さらに宝くじ当選のご利益があるという銭神様を祀った聖神社を経由し、和銅黒谷駅にて解散です。解散後は西武秩父駅に隣接した祭りの湯で懇親会でした(HT)
■房総・大福山(G3)
日 程:2022年12月3日(土)
天 候:曇り後時々雨
コース:養老渓谷駅…日高邸跡…東屋…白鳥神社(大福山)…養老渓谷駅
感 想:五井で内房線から小湊鉄道のディーゼルカーに乗り換えたところでは座席が八分目も埋まるほど人が乗り込み。さぞや紅葉はと期待したのですが、歩き出して梅ヶ瀬渓谷に近づくにつれ道端にうず高く積もる落ち葉にだんだん意気消沈していきました。数日前の暴風雨でかなり落葉してしまったようです。日高邸跡で休憩後梅ヶ瀬渓谷の沢筋を離れ、もみじ谷の坂を登っていくと少し紅葉が残っていたのでほっとしました。もみじ谷を登り切って林道に出たところが東屋(もう撤去されていますが)です、さあ昼飯!を食おうとしたその刹那、雨です。急ぎ合羽を着ての昼食となりました。小雨の降る中、白鳥神社を横目に、その裏のあまり人が来ないひっそりとした大福山の山頂を踏み、展望塔(現在破損個所があるとかで立ち入り禁止でした)を通り、林道加茂線に出て養老渓谷駅に下りました。雨の所為か、時期を過ぎた紅葉の所為か下山予定より1時間ほども早く下山となりました。(NS)
■足尾・中倉山〜沢入山(G3)
日 程:2022年11月22日(火)
天 気:晴れ
コース:集合地(車)-銅親水公園…中倉山登山口…中倉山…孤高のブナ…沢入山…孤高のブナ…中倉山登山口…銅親水公園
感 想:数日前からやきもきしながら天気予報を見ていましたが、雨の谷間の晴天となりました。車は渡良瀬渓谷鉄道に沿って走る国道122号線を北上して銅親水公園駐車場に到着。本日は駐車場からダム建設道路脇の登山口を経て中倉山へ、稜線上を中倉山から沢入山へ歩き、往路を引き返して駐車場まで戻るコースです。防寒グッズを備えてきたのに、なんだか春のような陽気です。登山口から中倉山までは急斜面を九十九折れにひたすら登ります。汗がで出ます。ここは頑張りどころです。中倉山に到着すると森林限界を超えたかのように木が無くなり一気に展望が開けます。雪化粧した男体山が間近に見えます。山頂から少し下った稜線上に一本、凛として立つ孤高のブナの前で写真撮影後、ランチタイム。誰が名付けたか知りませんが、なかなかのネーミングです。ただ、北斜面の異様な山肌を見ると、足尾銅山鉱毒事件が、大気汚染も深刻であったことが分かります。ここから笹原の気持ちのいい尾根歩きが続きますが、時折風が吹くと寒さを感じます。沢入山に到着すると皇海山へ続く稜線が見渡せます。景色を堪能した後、復路はポカポカ陽気の下、あっと言う間の下山でした。(TS)
■奥多摩・高水三山 (G3)
日 程:2022年11月19日(土)
天 気:快晴
コース:軍畑駅…高源寺…高水山…岩茸石山…惣岳山…御嶽駅
感 想:小春日和の典型のような空でした。ただ翌20日(日)と23日(祝)が悪天候で冷え込むとかいう予報があったので、この日の山行はこの後のスケジュールを前倒ししたのかと思われる人で、どこへいっても大勢でにぎわっていました。朝の軍畑の駅でも改札を通る人の行列で、しばし身動きが取れません。同行のTさんなどは「これまでに見たことの無い景色だから」と写真を撮っていました。駅を出てみればトイレの行列は大渋滞で、そのために歩きだしが少し遅れたくらいです。このあとは特にトラブルもなく気持ちよくスタートをきりました。はじめの高水山は山頂手前の高源寺境内で集合写真を撮り、そのあとは気持ちのよい尾根歩きです。岩茸石山では休憩場所の確保や集合写真撮影など、何をやるにも大勢の人の間で身を縮めながら、さらに惣岳山から御嶽駅までも経験したことの無いほどの人出でした。帰路の青梅線は通勤ラッシュのような混雑ぶりで、この大変さが逆に思い出に残る山行という印象でしたが、紅葉の美しさと空の青さはいつもの通り変わりなく、こちらは自然の素晴らしさを十分に堪能させてくれた一日となりました。(HT)
写真:左/軍畑大橋からの多摩川の景色。右/高源寺にて。
■奥多摩・棒ノ折山(G4)
日 程:2022年11月12日(土)
天 気:晴れのち曇り
コース:川井駅(バス)-清東橋BS…棒ノ折山…岩茸石…さわらびの湯
感 想:当日朝、中央線で人身事故が発生し、電車遅延のため1名が参加できなくなり、7名で実施することになりました。川井駅バス停で我ら後続組は午前中1本しかないバスにぎりぎり間に合いました。終点清東橋でバスを降り、しばらくキャンプ場などの並ぶ林道を進み、奥茶屋で沢を渡って登山道に入ります。ワサビ田に沿って緩い傾斜の登山道を進み、小さな祠のところで戻るように左折し沢を離れます。ここから山頂まで急な登りが続きます。突然視界が開けると頂上で、まるで高尾山かと見紛うほどの人人人です。幸いにも我ら全員が座れるベンチを確保でき、ゆっくり昼食を摂ることができました。ゆるい傾斜の滝ノ平尾根を下りさわらびの湯へ。混雑を避け入場制限をしているのか男湯は30分ほどの待ち。取り急ぎ飯能まで出て反省会を行いました。(NS) 写真:左/棒ノ折山山頂にて。右/滝ノ平尾根にて
■上越・四阿山(G2)
日 程:2022年11月10日(木)
天 気:晴れ
コース:菅平牧場駐車場…東屋…根子岳…四阿山…中四阿…菅平牧場駐車場
感 想:天気予報は晴天です。車でメンバーをピックアップしながら菅平牧場の駐車場に到着しました。本日のコースは駐車場から根子岳、四阿山山頂、中四阿を経て駐車場に戻るコースです。歩き始めは白樺の林の登山道を東屋まで緩やかに登ります。秋晴れ、小春日和というのは、このような日を言うのでしょう。気温は低いのに、少し歩いただけでポカポカ暖まってきます。うっすら雪を被った登山道の霜柱は解け始めています。急登を登りきると根子岳の広い山頂に到着。ここで早めの昼食です。南に富士山、その左手に浅間山。反対側の遠くには、白い北アルプスの山々が見えます。根子岳から下った先は広い笹原です。さらに日差しが暖かくなり歩きも快適です。笹原が樹林帯に変わると四阿山への急登が始まります。最後は木製の階段を登って四阿山山頂に登頂。同時に到着した若者にシャッターをお願いして写真を1枚。抜けるような青空の下、いつまでも問題を景色を眺めていたい気持ちに区切りをつけて下山開始。中四阿から見た根子岳、四阿山の山肌は急な崖になっていて火山の外輪山であることが理解できます。膝丈ほどの笹が生い茂る登山道を歩き、黄色い絨毯を敷いたような落ち葉の広い道に出ると、牛の鳴き声に歓迎されながらのゴールでした。(TS) 写真:左/もうすぐ頂上です。右/四阿山山頂にて。
■奥多摩・大岳山(G2・体験コース)
日 程:2022年11月6日(日)
天 気:晴れ
コース:千足BS…天狗滝…富士見台…大岳山荘跡…大岳山…鋸山…奥多摩駅
感 想:本日は予報どおりの晴天。グレード2体験者1名をメインゲストに合計8名が武蔵五日駅前のバス乗場に集合しました。気温がぐんぐん上がりバスを待っている間に上着を一枚脱ぎます。晴天、日曜、紅葉が重なったためバス乗場は長蛇の列。1台では乗り切れないだろうと思っていたら増便が出ました。本日のコースは、グレード2体験コースで、千足バス停からつづら岩、大岳山を経て、鋸山に行き、奥多摩駅までの約6時間のコースです。2班に分かれ少し間を開けて出発します。歩き出すとすぐに汗が出て、車道の終点でまた衣類調整です。途中の天狗ノ滝で写真を一枚。つづら岩までは植林の中をつづら折れに登っていきます。急登ですが整備されているので危険個所はありません。植林地帯を抜けると秋色に色づいた木々が目を和ませてくれます。富士見台に設置された東屋で昼食休憩。暖かさに持参したジェットボイルの登場をためらう人も。エネルギーを補給して大岳山を目指します。途中立ち寄った大岳山荘は改修中ですがトイレは使えます。大岳山山頂はやはり混雑していて山頂標石すぐそばでお昼をとっている人をお尻で押しのけて集合写真を1枚。大岳山から鋸山まではアップダウンもそれほどなく、紅葉の木々の間からこぼれる日差しを感じながらのウォーキング。鋸山から奥多摩駅までは所々急な斜面があり緊張を強いられますが、以前より階段が整備され歩き易くなっていると経験者談。グレード2挑戦者にはお決まりの鎖場コースを下ってもらい、暗くなっていく登山道を下って、奥多摩駅に着いた時にはすっかり日が暮れていました。(TS)
■奥秩父・両神山(G2)
日 程:2022年11月5日(土)
天 気:晴れ
コース:西武秩父駅(車)-日向大谷口…会所…清滝小屋…両神神社…両神山…両神神社…清滝小屋…会所…日向大谷口(車)-西武秩父駅
感 想:8:15西武秩父駅、改札口には待ち合わせらしき人がたくさん。久しぶりの会山行の参加でKAZEIROメンバーを探してキョロキョロ、マスクでよくわからないなあ。声をかけてもらい4名集合。今日はIさんが車で登山口まで乗せてくれたお陰で、バスの時間を気にせず出発です。ほとんど満車の日向大谷口駐車場に車を止め、いざ登山開始。天気もいいし、紅葉の時期だし、人が多いのかなと思いつつ狭い登山道を1列に並んで歩き始めます。途中、いくつもの仏像と出会い修行の山を実感。何人かに道を譲るもそんなに込み合ってはおらず、調子よいテンポで進み、清滝小屋・両神神社で休憩を取り頂上を目指します。両神神社を過ぎると徐々に急登に。久しぶりの会山行の私は虫の息で、木々の間から見える紅葉に元気をもらいつつ、みんなに付いて行きます。そしてやっと頂上。青空と眼下の紅葉が美しい!頑張って良かったと思える瞬間。頂上の一番高い岩に代わる代わる登り、各自、世界征服達成!の気分を味わいます。岩場の下にスペースを見つけて昼食を取り、後から来たクラツーの団体に巻き込まれる前に下山を開始します。もと来た道を戻りますが、下りはだいぶ楽で、ぐんぐん降りて行きます。予定の16:30前に駐車場に到着。薬師の湯に立ち寄り、汗を流してすっきりです。私自身は、久しぶりのG2で筋肉に喝!を入れた1日となりました。翌日はもちろん筋肉痛でした。(YK)
■日光・鳴虫山 (G3)
日 程:2022年11月3日(木)
天 気:晴れ
コース:東武日光駅…登山口…神ノ主山…鳴虫山…独標…含満淵…神橋散策…東武日光駅
感 想:各地から紅葉の便りが届いていますが、日光の紅葉も気になるところでした。東武日光駅に試し参加のお2人を含めて6人が顔を揃えました。簡単に自己紹介をしてから街並みを進み、会員の方のご実家がお近くとのことを伺いながら登山口に着きました。いよいよ登山開始です。試参加の方からの質問を交えながら和気あいあいと登りました。その間に神ノ主山をはじめ数回の衣類調整、給水の休憩を取りました。木の根が張った登山道には小ピークがいくつもあり、アップダウンを何度か繰り返しましたが、途中、黄色く色づいた草丈1Mくらいの葉(名前不明)が辺り一面を覆い、目を和ませてくれました。傾斜が緩やかになって鳴虫山山頂に到着。何組もの登山者たちに交じって、紅葉を愛でながら昼食をとりました。栄養補給後は、合峰、独標を経て、難所でのロープが張られた粘土質の険しい場所も、安全にゆっくりと、ポイントを教えてもらいながら下りました。休憩時には屈伸などの手ほどきも受けました。平地に下りてからの方が紅葉は見事でした。含満淵、並び地蔵、含満公園と、鮮やかな赤黄で彩られていて何枚も写真を撮りました。神橋付近の大谷川の青い流れと紅葉のコントラストも目を見張るもので、何度も歓声を上げてしまいました。紅葉を観賞した後は、街中を東武日光駅へ戻り解散となりました。(KY)
■日光・男体山(G2)
日 程:2022年11月1日(火)
天 気:曇り
コース:二荒山神社前…四合目…男体山…四合目…二荒山神社前
感 想:今回の男体山は時間をたっぷり取って登るということで前泊しました。リーダーの車に不要な荷物をデポできたので、荷物の不安が少し解消されました。駐車場には数台の車が停まっていましたが、平日の朝一番なので混むことはありませんでした。6 時の開門を待って登山開始です。登拝門を抜けて石段、木段を登り遥拝所を抜けると、一合目の石碑がありました。ここから登山道に変わります。樹林帯を三合目まで登って行くと、林道に出て、しばらく林道を歩き(呼吸を整えるに丁度良い)、四合目の登山口鳥居が出て来ます。ここからは石がゴロゴロ出てきて歩きづらくなり、五合目の石碑を見つけては「あと半分、がんばれ!」と奮い立たせ、両手両足を使い大きな岩、急傾斜を登り九合目に到着。森林限界となり、中禅寺湖、戦場ヶ原、湯ノ湖方面が一望でき、気持ちも MAXです。登山開始から 4 時間ほどで男体山山頂に到着です。風もなく山頂も混まず、青空はなかったのですが、紅葉の中禅寺湖全貌、社山 皇海山 日光白根山等々360 度素晴らしい眺めでした。コーヒータイムで一息ついてから下山開始しました。転ばぬよう気を付けて歩き、ケガもせず無事下山。以前から登ってみたい山の頂に立つことができ、加えて最高の紅葉をゆっくり堪能することができました。(YF)
■奥秩父・乾徳山(G2)
日 程:2022年10月30日(日)
天 気:晴れ時々曇り
コース:乾徳山登山口BS…乾徳山登山口…国師ヶ原十字路…扇平…乾徳山山頂…国師ヶ原十字路…乾徳山登山口…乾徳山登山口BS
感 想:温暖な秋の日差しの登山日和になりました。塩山駅に参加者5名集合しバスで登山口に向かいます。西沢渓谷行きのバスは増便され2台です、乾徳山に向かう登山者は予想より少なく、紅葉見頃の西沢渓谷に行くハイカーも多かったようです。紅葉はだいぶ下がってきていて、登山口あたりが見頃になっていました。ゆるやかな樹林を登り、銀晶水で一息、国師ヶ原高原ヒュッテでトイレ休憩、高度が上がってから扇平で一面のススキと富士山の眺望を楽しみました。いよいよ鎖場に入りますが、心配した渋滞もなく髭剃岩からの絶景、カミナリ岩の鎖、鳳岩の垂直上昇と乾徳山のハイライトを満喫してたどり着いた山頂からは絶景が広がりました。貸切の山頂でゆっくり昼食休憩をして下山します。下りも同ルートで鎖場を復習、扇平でススキに西日が当たり青空とのコントラスがとても綺麗でした。休憩たっぷりゆっくりペースで行動していましたが、帰りのバスの時刻も迫り最後は急ぎ足で下り無事下山しました。(FT)
写真:左/乾徳山山頂にて。右/鳳岩にて。
■上越・平標山(G2)
日 程:2022年10月25日(火)
天 気:曇り
コース:平標山登山口駐車場…松手山…平標山…仙ノ倉山…平標山…平標山乃家…平標登山口駐車場
感 想:3日前に天気予報を見た時には、雨による中止を覚悟しましたが、前日の予報で曇りに変わったので晩秋の平標山の景色を見に行くことにしました。今回は駐車場から松手山、平標山、平標山乃家を経由して駐車場に戻る時計回りコースです。昨日から急に冷え込み、雪が降ったという情報もありました。暖かめの格好をしましたが、冷たい風が身に沁みます。登山道は階段、木道などよく整備されていて、とても歩きやすいコースです。昼食をとった松手山から見た平標山は、上部が雪景色、真ん中が枯れ木、下が紅葉という3段の装いでした。平標山山頂に着いた時点で「余力があったら仙ノ倉ピストン」と伝えてありましたが、今年の夏、槍ヶ岳登頂を果たした4人は満場一致で仙ノ倉ピストンを選択。寒風の中、うっすら雪化粧をした仙ノ倉への稜線を歩きました。平標山乃家でトイレ休憩をして、ラストは落ち葉の絨毯を踏みながら、日が暮れていく林道を歩いて無事駐車場に戻りました。(TS) 写真:左/平標山山頂にて。右/平標山乃家からの下山路にて。
■上越・谷川岳(G2)
日 程:2022年10月23日(日)
天 気:雲のち晴れ
コース:谷川ベースプラザ…西黒尾根登山口…ラクダのコル…トマの耳…オキの耳…奥の院…トマの耳…熊沢穴避難小屋…天神平
感 想:今回は谷川岳ベースプラザに集合して、日本三大急登西黒尾根から谷川岳を目指します。スタート時は雲で標高を上げるにつれて、ガスってきました。いよいよ今日のメインイベント鎖の登場です。歩幅が合わない箇所や谷川岳特有の岩で滑りやすかったりとしましたが、健脚者揃い、数本の鎖をすんなりクリア。ザンゲ岩では各自心の中でザンゲし、心新たに清々しい気持ちで登って行きます。1枚岩ではお決まりのポーズで写真撮影。稜線まで上がったらすぐ山頂です。山頂のトマの耳,オキの耳登頂。混雑していたので、奥の院まで足を延ばしてのお昼です。昼食中に青空がちらっと出できました!これからの天気期待出来そうです。この時期の谷川岳は、紅葉を見に来る人が多く、天神尾根は渋滞です。天気も晴れて紅葉している山並みが見えて来ました。絶景と紅葉で『お〜』『キレイ〜』『素晴らしい』の連呼! 私も含めて、冬山に向けてイメージがバッチリ〜の人もいました(笑)。天神平スキー場のロープウェーに乗り(50分待ち)、ベースプラザまで戻りました。参加者の皆さんに『西黒尾根は、鎖や岩場があり楽しかった~。素晴らしい山並みと紅葉が見る事が出来て良かった』と言って貰えたので、とても嬉しかったです。初リーダでしたが、参加者の皆さんに協力して頂き、無事終わる事が出来ました。(SY) 写真:左/オキの耳頂上にて。右/稜線からの眺め。
■南アルプス前衛・日向山 (G3)
日 程 :2022年10月23日 (日)
天 気 : 晴れ
コース : 小淵沢駅(レンタカー)-尾白川渓谷駐車場…矢立石…日向山三角点…雁ヶ原…矢立石…尾白川渓谷駐車場
感 想:集合時間の9時に小淵沢駅に顔を揃えました。レンタカーで尾白川渓谷駐車場へ移動します。快晴の中、山行スタートです。本日の目的は紅葉と天空ビーチからの絶景です。初めは日向山登山口の矢立石まで樹林帯を登り進みますが、この辺りは紅葉にはもう少し時間がかかるようです。矢立石に到着しひと休み後、天空のビーチへ向け出発。ここからは、山頂への目安表示があり、0/10からスタートです。木洩れ陽が射し込む森の中を進みます。足元にはドングリが沢山落ちていて、秋を感じさせてくれます。森の木々の葉も黄色や赤に変わり始め、7/10ポイントからは、熊笹の小径を進み日向山三角点に到着。可愛らしい日向山の看板の前で記念撮影し絶景地点へ向かいます。紅葉真っ盛りの森を抜けると、ここが雁ヶ原。山上とは思えない一面に広がる白い砂、まるでビーチのようです。快晴に恵まれての大パノラマが広がり、甲斐駒ケ岳から、清里高原の奥には八ヶ岳も見ることができました。景色を存分に堪能後下山。途中では心地よい風で、落ちてくるどんぐりのシャワー浴びながら無事下山することができました。(IM) 写真は雁ヶ原にて。左/大感激の女性カルテット。右/雁ヶ原の奥に八ヶ岳を望む。
■奥武蔵・日和田山(G3)
日 程:2022年10月25日(土)
天 気:曇りのち晴れ
コース:東吾野駅…福徳寺分岐…ユガテ…エビガ坂…北向地蔵…物見山…日和田山…高麗駅
感 想: このところ、すっかり秋らしい気温であったため、今日の山行も寒くならないように、少し厚手のシャツを着て自宅を出発。少し霧雨も降っており、今日は1日気温が低いまま予想どおりと思い、集合場所の東吾野駅に着いたら、あれ、寒くない、それどころか少し気温高い?ウエアのチョイス間違えた~。出だしで少しつまずいたが、まあ、今日は日和田山、標高305m、アップダウンがあってもまあ、大丈夫だろう。楽しく会話をしながら歩き始めるとすぐに汗が出る。リーダーから、「今日は村みたいな所ばかり抜けていきますからぁ」の言葉どおり、間もなくユガテに到着、第一村人発見!小休止後、エビガ坂から北向地蔵に向かうが、昨日までの雨での悪路とアップダウンの激しさに体力を奪われる。こっちの低山はこんな所ばかりだった。物見山、高指山、今日のメイン、日和田山、アップダウンとスベりやすい下りに気をつけながら無事ゴールに到着しました。高麗駅で一息つき、YAMAPを確認したら、下り累計795m登り累計815m、キツイわけだー。ハイキング気分で参加しましたが、色々勉強させていただきました。(MT)
■八ヶ岳・硫黄岳(G2)
日 程:2022年10月9日(日)~10日(月)
天 気:10/9・曇りのち雨 10/10・雨
コース:
10/9・茅野駅(タクシー)-桜平駐車場…夏沢鉱泉…オーレン小屋…夏沢峠…硫黄岳…夏沢峠…本沢温泉(泊)
10/10・本沢温泉…夏沢峠…オーレン小屋…桜平駐車場(タクシー)-茅野駅
感 想:予報では9日は晴れながら10日は雨に加え強い風となっていたが、行きのあずさ1号は満席状態。茅野駅からはタクシーで悪路を走りし桜平に到着。天気はくもり、風は穏やか、快適な気温で、小太りの私には歩きやすい環境。ゆるやかな登山道は綺麗な川沿いに続き森は苔むしている。途中のオーレン小屋で名物のボルシチでランチ。夏沢峠に出てここから硫黄岳に向かう。途中Yさんが頭が痛いと高山病の気配であったが、なんとか全員頂上にたどり着いた。頂上は思いのほか広く、残念ながらガスに包まれ、火口など眺望はきびしいが、赤岳・横岳が目の前にそびえ、なかなかの景色だった。下山し始めるとポツポツと雨が降り始め、上下雨具を着ると本格的な雨になる。夏沢峠から本日の宿泊先本沢温泉に向かうが、これがきつかった。ひたすら歩きにくい下り坂に強い雨。黄色の屋根が見えてもうじき宿か?と期待したが、近づくと黄色い屋根は色づいた紅葉だった。本沢温泉の風呂は格別。水で薄めたり加温することなく、ちょうどよい自然の温度が普段長風呂しない私でも、思いのほか長く入ってしまった。日本最高所野天風呂「雲上の湯」に雨で入れなかったのは残念。翌日は天気予報通り雨と強風で、天狗岳は危険と判断し、桜平に向かって下山する。行きかうハイカーも口々に危険なため登山を止めて下山すると言う。そんな中で同じ宿だった浪花の娘軍団は天狗岳に向かって行った。「さすが関西人はパワーあるな」と思いつつ、同郷の人間として心配になる。翌日のヤフーニュースには遭難の記事がなかったので大丈夫であっただろう。温泉で大満足の私だったが、八ヶ岳、是非リベンジしたいものだ。(SK) 写真は硫黄岳山頂にて。
■奥多摩・御前山(G2・体験コース)
日 程:2022年10月9日(土)
天 気:曇りのち雨
コース;奥多摩駅(バス)-奥多摩湖…サス沢山…惣岳山…御前山…鞘口山…大ダワ…鋸山…鎖場…愛宕神社登山口
感 想:グレード2の体験コースで御前山から鋸山まで足を延ばす長めの行程です。奥多摩湖の登山口からいきなり急登が始まりました。今日は夕方からは雨の予報。登り始めた時もすでに靄がかかったような状態で、景色を見るのは諦めていましたが、最初のサス沢山では、展望台から奥多摩湖を見ることが出来ました。その後は少し緩かになってホッとするのも束の間、すぐにまた急登が現れる、の繰り返し。リーダーは「最初の急登に比べればたいしたことはないでしょう」と言っていましたが、なかなか登りごたえのあるルートでした。御前山山頂は、いつもなら大勢の人がいる場所とのことでしたが、天気が崩れる予報のせいでしょうか。貸し切り状態でお昼休憩を取ることが出来ました。避難小屋に立ち寄ってからは長い下りになりました。鋸山を過ぎてあと1時間という所で残念ながら雨が降り出し、鎖場はレインウェアを着ての通過。濡れて急な階段の下りなど最後まで気の抜けないグレード2の体験に相応しいコースでした。と、厳しい山行でしたが、山栗のイガの絨毯が随所にあり、暫し栗拾いになる時も!木々の紅葉はまだ先でしたが、足元には大きなドングリと小さな栗が果てなく続き、足元で秋を感じることが出来た山行でもありました。(TK)
■南アルプス・甲斐駒ヶ岳(G2)
日 程:2022年10月8日(土)~9日(日)
天 気:両日晴れ
日 程:
10/8・小淵沢駅(マウンテンタクシー)-尾白渓谷駐車場…笹ノ平…刃渡り…刀利天狗…五合目小屋跡…七丈小屋(泊)
10/9・七丈小屋 …八合目…甲斐駒ヶ岳…駒津峰…双児山…北沢峠
感 想:寒気の影響で雪予報が出ていたので小屋に状況を聞いたり、天気予報とにらめっこをして悩みましたがチェーンスパイクをお守り代わりにザックに押し込んで出発。小淵沢駅に集合したときは快晴、タクシーの窓から甲斐駒ヶ岳も綺麗に見えました。駒ヶ岳神社にお参りしてスタートです。樹林帯の中の急登が延々と続きます。代り映えのしない景色にうんざりしたころ笹ノ平に到着。エネルギーチャージをして「残り三分の二だ!頑張るぞ!」と気合を入れて歩き出します。刃渡りでやっと視界が開け、鳳凰三山と富士山が目の前に現れました。一気にテンションが上がり、岩場をヒョイヒョイ超えると再び樹林帯。色づいた木々も増えてきたので楽しく歩けます。五合目小屋跡から下り、最後の急登を登りきってやっと七丈小屋に到着です。小屋のオーナーで登山家の花谷さんに「この時間に到着なら優秀だよ」と言ってもらって、ちょっとニンマリです。その後、花谷さんを中心にして宿泊客同士で消灯時間まで楽しいおしゃべりの時間を過ごしました。<写真:左/刃渡りを通過 右/山頂が見えてきました>
二日目も晴れ。朝日を浴びて出発、歩き始めから岩場です。両手両足を使い登り進んで行くと目の前の鳳凰三山の他に八ヶ岳、北アルプス、頚城山塊、南アルプスと雄大な景色が広がって行きます。もちろん富士山、北岳、間ノ岳のトップ3も。岩は乾いていていたのですが岩壁の連続なので手こずりました。修行の山は手強いです。山頂は風が強く、上空に雲がかかってしまったのですが3人で独占して登頂の喜びをかみしめました。北沢峠に下る道から見上げる甲斐駒ヶ岳は白いピラミダルな山容が男前です。山は色づいた木々に彩られ錦繍の装い。山々を愛でながら北沢峠に下ります。その後、仙流荘で汗を流し、充実した2日間を過ごさせてくれた甲斐駒ヶ岳に感謝をして山行を締めくくりました。 <写真:左/甲斐駒ヶ岳山頂にて 右/鳳凰三山の先に富士山> (TJ)
■上越・谷川岳(G3)
日 程:2022年10月5日(水)
天 気:曇りのち雨
コース:天神平…熊穴沢避難小屋…天狗の留まり場……谷川岳肩の小屋…トマノ耳…オキノ耳…谷川岳肩の小屋…天狗の留まり場…熊穴沢避難小屋…天神平
感 想:前日まで晴天が続き、5日から大陸にある寒気が下がり天気が崩れるという予報でしたが、奇跡を信じて谷川岳ロープウェイに乗りました。天神平に着いた時には曇り空。熊穴沢避難小屋までは、ゆるやかに木道を登ります。避難小屋で休憩したのち、天狗の溜まり場までの岩場は、ところどころ鎖が付いていますが、掴まるほど急ではないので、足場を確かめながらゆっくり登ります。天狗の溜まり場から上は雲の中。ミストサウナ状態になったので雨合羽の登場です。肩の小屋でコーヒー1杯注文して持参した昼食を頂きます。小屋のご主人の話では現在気温2度、風速5メートル、体感温度はマイナス3度とのこと。寒いわけです。天気の回復を願って1時間ねばりましたが回復の兆しがないので意を決して出発。トマの耳からオキの耳一帯は紅葉が始まっていて木々が赤く色づいています。晴れていたら見事だろうなと想像力を膨らませてオキノ耳で写真を一枚。帰りは往路を戻ります。谷川岳の蛇紋岩は雨に濡れ滑りやすくなっているので転ばないように慎重に下ります。天神平に着いたときには私たちが最後の登山者でした。(TS) 写真:左/谷川岳山頂オキの耳にて。右/オキの耳の手前にて。